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聖女の引き立て役だった私、王宮をクビになったので実家の鍛冶屋を継ぎます!

この国では古いものは悪だった。
聖女が作り出す新品だけが価値を持ち、修理や手入れは貧しい者のすることだと蔑まれている。
王宮の用具係だったマリエは、物を大切にする性格が災いして職を追われた。

居場所をなくした彼女が向かったのは、鉄屑が眠る廃棄場。
そこでマリエは運命と出会う。
赤錆にまみれ、捨てられていた一領の全身鎧。
ただのスクラップではない。
その中にはある秘密を抱えた青年が入っていた。
職人としての血が騒ぐ。

マリエは迷わずハンマーとタワシを手に取った。
相手が人間だろうと関係ない。
サビを落とし歪みを直し、新品以上に輝かせるだけ。
私が磨けばどんなガラクタも最強になる。

捨てられた職人の娘と、壊れて動けなくなった王子。
二人が出会い、国中の常識をひっくり返す大修理が始まる。

果たしてマリエの技術は、錆びついた国の未来まで磨き上げることができるのか。
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