プロローグ〜人生の終結〜
もういいや、俺は十分頑張ったんだ。なのに評価しないあいつらがおかしいだけだ
何回目かも分からない不採用の通知を見たとき、そう思った。
別に世の中金を稼ぐ方法なんて就活以外にいくらでもあるし
なんとかなるだろ
俺は優秀なはずだから、、、
と自分を落ち着かせるように甘ったるいことを考えた
ふと子供が遊んでいるところが目に入ってきた。
咄嗟に目をそむけたが
見てしまったことで気づきたくもないことに気づいてしまった、、、
「俺ってみじめだな」
悔しい。なんで。昔はなんでも上手くいったのに
失敗なんてしても平気でいられたのに
やりなおしたい
少しでもいい10年とは行かない、1年でもいいんだ
とにかくやりなおしたい。
実現のするわけないことを願いながら、うつむき
街をただひたすらに歩いていた。
だが自分はうつむくことすら許されなかった
後ろから嫌な音が鳴り響いたのだ
自分は咄嗟に振り返る
トラックだ。とてつもない速さでこちらに接近している。
だがもう遅かった。認識するのが遅すぎた
視界が浮いた。
「あ、、??」
状況を理解するのに時間がかかった。
いや実際にはあまりかかっていないのかもしれない
そんなことはどうでもいい。
死ぬのか。
視界が赤に染まっていく
なんで俺なんだ。もう俺は十分苦労したのにと、、
過去を思い出そうとしたが、、フィクションの走馬灯のようには行かなかった。
「走馬灯ぐらいは見させてくれよ」
そうして俺は死んだ




