孤独な伝言
きれいなものだけ集めたい。
夜空を見上げる僕もあなたもどこかで人間。
もうすぐ、
月は満月になる。
写真の中の生意気な少年。
時代が来たら素直になった。
あなたは楽しげに街を行く。
大きなお日様の下、
自転車に乗って。
文文文。
文を読んでは鐘が鳴る。
生きているあなたは反応時間が僕よりも早くて優しい人。
不平不満も少しは僕にもあるけれど、
それだけ頑張っている証でしょう。
車に乗り込む。
アクセルを自由自在に踏んでる僕。
コンビニに寄っては缶コーヒーを口にくわえる。
僕は時計を捨てました。
少し、あなたはわがままに自由に生きてみてはどうですか。
食事の時に涙なんて見せないで。
生きている間にもう何もいらないなんて、
一度も言わないで。
あなたはとてもきれいな人です。
きれいなものだけ集めましょう。
これが今の僕からの最大の伝言です。




