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ムーンライト・エンブレイス  作者: 空空 空
セカンドホームタウン
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1-47

続きです。

 この世界に来て、リタと出会って、そして・・・・・・フォスタたちと家族になって・・・・・・。

そうして、数日が経った。


 ここでの生活にもすっかり慣れ、今までは関係の薄かったご近所さんとも信頼関係を築くに至る。

何せ問題は山積みだから、手助けすべきことは色々ある。

つまり親交を深めるタイミングはいくらでもあるわけだ。


 トカゲの魔物の襲来以降、目立った問題は起きていない。

そのバランスは絶妙かもしれないけど、平和だ。


 今日もリタの手を借りつつ、いくつかの仕事をこなした。

今はその後、夕焼けが染み込む街を眺めながら一人で家に向かっていた。


 俺と同じように、街の人々もそれぞれの家に向かっている。

ある者は急いで、ある者はのんびりと談笑しながら。

一日の終わりかけ。

しかしこうして賑わっているのだった。



 リタは、魔法の本を開いて自室で居眠りしていた。



 ケイドは、いたずらがバレて宿屋のおばさんに叱られていた。



 リサは、ジュードに誘われて不慣れな手つきでこの夕日を描いていた。



 フォスタは、既に夕食の準備を終えウルルとフルルの三人で、マナトの帰りを待っていた。



 少し普通からは外れた街の、普通の日常。

幾度となく繰り返されて来た夕方。

その穏やかな時間を・・・・・・。

どろどろと、ねばつくような漆黒が切り裂いた。

続きます。

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