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( ^ω^)終末、暇だし異世界救っちゃおっ☆  作者: 眞虱七火(ましらみななび)/新人だから応援してな
現世
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第八話『深淵の水槽』

I.F.Wから逃れた2人は地下から16区へ入ることを試みる

 I.F.Wをやり過ごした2人は、そのまま海中を進むことにする。


 水中はとてもよく澄み渡り、傾いた建造物で幾つかに割られた少しの陽光と、古代の沈んだ都市が時を止めているばかりである。


 かつて暮らしていた古人共の遺産は今や魚共が独占している。


 海底でどれ程歩き回ったかは知れぬが、放水路のトンネルは丸で見つからなかった。


 扇動したルートは最早飽きてキョロキョロと自身の好奇が向かう方に視線を向けていた。それは「停止した都」の方で止まる。

そして、周りのゴツゴツとした建造物とは恰好の違う、白い砂に埋もれつつあったドーム状の遺産についていとけなく、尋ねてきた。


「あちらの建物だけ形が丸いのは何でなんですかね?」


 男も退屈を感じていたのだろうか、ルートの投げかけに耳を貸し、停止した都の方を覗む。


「あれは…おそらく古人共の使っていた命力の供給施設だろうな」


「お?それって今も残っていることはあるのでしょうか?」


「起動すれば使える筈だな」


「私!結構素敵な発見をしたのではないですか!」

 ルートは耳を上げ喜んでいた。


 男は少し呆気に取られて答える。

「ついでだ、供給していくか」


 2人は白い砂に埋もれた、白いドームの遺産へと近付く。


 入り口は埋もれている為、海底から突出している建物の上層部から侵入を試みる。


 男は少量のエネルギー弾を放ち外壁を破壊する。中へ入ると、建物の内部は天井付近にだけ少しの空気を残していた。それは古代から何も変わることのないままの空気なのだろう。


 建物内の床に着地すると命力の供給機はすぐに視界に入る。供給機は柱の様になっておりポンプが取り付けられていた。

男の義体の供給口は頸椎《首の骨》にあり、そこへポンプを刺し命力を取り込む。


「供給機は問題なく稼働する様だ。玩具や支援型用のもあるな」


「おー!私グッジョブです〜」


 男は自身の供給を終えるとルートを左手で鷲掴みにし、ルート用の供給機がある方へと歩む。


「丁寧にして下さいよ〜」

 ルートは少し楽しそうにしている。


 男はルートを鷲掴みにしたまま固定し、供給口にチューブを差し込もうと、その腕を少しばかり上げた。


「あひん、ちょっ!ちょっ!ちょっ!待ってください!なんか思ってたのと違います!やっぱりやっ!!ーーーーッヒーン!!!!」


 少しの振動をしながらドボドボと命力がルートのケツ穴に注ぎ込まれていった。


「……。」


「うっうっうっ…くそぅ…なんてこったい…こんなのでっ……わてくしのはじめてがっ…うっうっうっ」


 ルートは何故か落ち込んでいる様子で、ブツブツと何かを言っている。


 男は不思議そうに首をかしげた。


 建物内の埋もれた入り口に目をやるとそこには地図があった。


「これでおおよその見当がつけられるな」


「はい…先を急ぎましょう」


 幾許いくばくかを進むと、水に沈んだ排水施設へと辿り着く。


「ここは海に沈んだ川と言う訳か、ここから地下を通り16区へと入るぞ」


 巨大な排水施設へと入ると、一切の光すらも貪られた深淵の水槽に抱擁ほうようされた。


「何も見えません!」

 久方振りであっただろうか、肩の上でルートが言の葉を漏らした。


「照明弾を放つ、16区への入り口を探せ」

「(音響で探知するつもりだったが、まあいいだろう)」


「はーい!」


 男は左腕からルートの眼球程の小さな碧玉へきぎょくを天井に突き刺さる様に発射すると、月の如く明明あかあかしい紺碧こんぺき色に光り、深淵に染み渡っていった。


 すると、整然として荘厳そうげんで、非自然的である洪大こうだいな岩の大樹が林立する森の顔があらわになる。


「あそこに入り口がありますよ!」


つづく


首都圏外郭放水路しゅとけんがいかくほうすいろについて勉強してたら時間食ってしまいました。星フォロー等での支援よろしくお願いします。


あとルートさんのはじめては無慈悲に命力供給チューブに奪われました。ごめんなさい

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