【短編版】40歳なのに召喚されて巫女姫になりました 〜夫を一人選べと言われたあなたの物語〜
四十歳は節目の年。
あなたはどこかでそう聞いた事があった。
節目検診もある。人生の中継地点といった年齢でもある。
けど、いくら節目だからって人生やり直すくらいの転機はどうなのだろうか。
あなたはそんな風に思いながら、目の前に置かれた状況に頭が真っ黒になる。起き上がったベッドの上には、同じく上体を起こした青年とも少年とも取れる男が一人。
「お姉さん、誰……」
二十歳に満たぬ程の若く不安げな声。
誰と問われたあなたは、私は誰だったっけと首を捻らせた。
なんと、あなたは自分の名前が思い出せなかったのだ。
それ以外は思い出せるというのに。
日本で一人暮らしをしていた事とか。
両親と祖父母は海外で自由すぎるほど自由に暮らしていて、ほとんどやりとりがない事とか。
彼氏とはずるずる付き合ったあげく、浮気されて別れたばかりだとか。
頭を悩ませていると、見知らぬ青年は不審な目であなたを見ていた。
何故、こんな青年とベッドを共にしているのか、全く覚えていない。
おばさんと呼ばれずお姉さんと気を遣ってもらえた事に密かな喜びを感じながらも、彼と目が合ってしまったあなたはベッドから逃げるように飛び降りる。手を出した覚えはないが、もし何かがあったら、しょっ引かれるのは四十歳であるあなたの方に違いない。
幸い、服装は仕事着のスーツのまま、乱れてはなかった。シワだらけにはなってしまっていたが。
キョロっと周りを見回すも、あなたには見覚えのない部屋だ。オシャレなコテージ。そんな雰囲気の家。
「お姉さん?」
「ここ、どこ……」
あなたは青年の言葉を無視し、窓の外を覗き見た。
空には竜が飛んでいて、遠くにはアルプス山脈のような美しい青色の山々が連なっている。竜さえ飛んでいなければ、スイスにでも来たんだったかと思えるのだが。
「ここは、竜の巣村だよ」
彼もベッドから降りてそう答えてくれた。スラリと伸びた手足はまだどこか幼さが残り、しかし顔は海外の映画俳優のように整っている。
髪は金色、瞳は透き通るような青。脱色したわけでも、カラーコンタクトをしているわけでもないだろう。どう見ても日本人顔ではなかった。
そんな彼の『竜の巣村』という発言に、あなたは首を傾げる。
南フランスには鷲ノ巣村が点在しているが、それの親戚だろうかと考えたのだ。
しかしエズには鷲が住んでいるから鷲ノ巣村、というわけではない。切り立った崖や岩山の上に作られているからそう呼ばれているだけだ。
ここには実際に、竜がいる。ファンタジーなゲームや小説に出てくる、あの竜。
「ねぇ、ここ、竜が……竜が飛んで……」
震える手で外を指差した瞬間、赤い色をした首の長い竜が、バサァァアアアッとこの家の真上を飛び去って行く。
風圧で窓ガラスがガタガタと揺れ、家は軋んだ。
夢ではないリアルさに、くらぁっと意識が遠のき、倒れそうになる。
そんなあなたを、彼はすかさず抱きかかえてくれた。
「大丈夫、お姉さん」
「ここ、地球じゃない……よね……」
「お姉さんはもしかして……巫女姫さま?」
「え?」
巫女姫という聞き覚えのない単語に、あなたは首を捻らせる。
いや、聞き覚えがない訳ではなかった。
あなたは何を隠そう、『小説家になろまい』というサイトが大好きで、ほぼ毎日ログインしては何かしら読み漁っていたのだから。なんなら小説だって書いていたのだから!
「巫女……姫……まさか、召喚されて異世界転移とかいうやつ?!」
「やっぱり! 昨日、騎士団長が召喚の儀を行ったって言ってた。三日以内にこの村のどこかに巫女姫さまが現れるって。お姉さんがそうなんだね!」
キラキラと顔を輝かせる青年にギュッと手を握られた。
元彼以外の男、しかもこんな若い子との接触など久しくなかったあなたは、ついドギマギとしてしまう。そんなあなたに、青年は輝くような笑顔で言った。
「僕はジェフ。よろしくね、巫女姫のお姉さん! ちょっと待ってて、ザカリーを呼んでくる!」
「あ、ちょ、待っ──」
ジェフは止める間も無く出て行った。
その間にあなたは冷静になれと自分に言い聞かせ、もう一度窓から空を眺めた。
やはりそこには超どでかいドラゴンが数匹、自由に空を飛んでいる。
先程通り過ぎた赤いドラゴンは、片翼だけで十メートルありそうな大きさだった。一体何トンあるのだろう。プチっと踏まれでもしたら、それだけで人生終わりだ。
「とにかく、ここは地球じゃなくて……ファンタジーな世界。転移というか、召喚されちゃったっぽい。で、私は巫女姫とやらで……って、この年で巫女姫? ありえなくない? まさか、間違って召喚されちゃった系?!」
あなたはなんとか分析を試みるも、逆にパニックになりかけてしまった。
小説では、間違って召喚された者の人生は、そんなに良いものじゃなかった気がする。
間違って召喚されたと思っていた方が実は本物の聖女だった……なんて事はよくある話だが、それはせいぜいアラサーまでの話。
四十歳で本物の聖女だったなど、聞いた事がなかった。あなたの場合は聖女ではなく、巫女姫だが。
「どうしよう、絶対なんか手違いがあったんだ……」
これからどうなってしまうのだろうかと考えると、体が勝手に震えた。
間違って召喚されていたとしたら、不当な扱いを受けるに違いない。
もしも本物の巫女姫だったとしても、魔王を倒しに行けなんて言われたら、本当に勘弁だとあなたはゾッとした。
あれはゲームや小説の中だから良いのであって、四十歳女の活躍を期待されても困るのである。
どうしよどうしよとあなたが泣きそうになっていると、先程のジェフが戻ってきた。背の高い黒髪の男の人を連れて。
「ザカリー、この人だよ!」
ジェフがその目付きの悪い男を見上げている。
水色のパジャマ姿にナイトキャップをかぶったザカリーという男は、朝早く起こされたせいか、めちゃくちゃ機嫌悪そうにあなたを睨みつけてきた。
あなたは怖くてちょっと「うひぃ」と変な声を漏らしてしまう。
「んぁあ? こいつが召喚の儀をした巫女姫ぇ?」
あくびをしながらボリボリと頭を掻き、ザカリーはあなたを指差した。
「オバハンじゃねーか!!」
「ザ、ザカリー!」
ジェフが慌てふためいてザカリーを押さえている。
オバハンと言われたあなたは、カチーンときてしまった。
あなたは確かに四十歳だ。世間的にはオバハンかもしれない。それでも毎日化粧をして、爪も髪も服装にも気を使って、一生懸命女として生きているのだ。
初対面でオバハンなどと、言って良い事と悪い事があるだろう。
「何よ、あなただってオジサンじゃない!!」
「誰がオジサンだ!! 俺はまだ四十だ!!」
「私だってまだ四十よ!!」
「何だ、同い年かよ」
ザカリーはあなたと同い年だと分かると、チッと舌打ちをしてナイトキャップを取り去った。
「四十歳の巫女姫なんて、聞いた事ねぇなぁ。お前、どっから来た?」
「私は、日本っていう国から……」
「知らねぇな。ま、どっちにしろ団長に報告しなきゃいけねぇし……。しゃーねー、いつもより早く出勤するぞ。着替えろジェフ」
「はーい」
二人は着替えるために、再びこの部屋から出て行った。
あなたはする事もなく、ちょこんとベッドに腰を下ろして待つ。しばらくすると、着替えたジェフが「ご飯できたよ」と呼びに来てくれた。
部屋を出ると、四角いダイニングテーブルの上にパンとシチューが用意されていてホッとする。日本人でも普通に食べられそうなものだ。
「お姉さん、ここ座って」
普段は二脚しか置いていないようで、ジェフが奥から椅子を持ってきてくれた。
そこに座らせてもらうと、右側にジェフ、左側にザカリーが対面で座っている。二人は特段何も言わずに食べ始め、あなたは小さな声で「いただきます」と言ってからパンに手を伸ばした。
「二人暮らし……なの?」
不思議に思って聞いてみると、ジェフがコクリと頷く。
「僕の両親は、随分前に死んじゃって。父さんや母さんと仲の良かったザカリーが引き取ってくれたんだ。こんな顔してるけど、結構優しいんだよ」
「おいジェフ、こんな顔は余計だ!」
ザカリーはキツイ目をさらに吊り上げ、ジェフの頭を拳でグリグリ擦り付けている。ジェフは痛い痛いと言いながらも嬉しそうだが、あなたはザカリーに対して乱暴者という印象しか受けなかった。
しかし、である。
パジャマ姿から着替えた二人は、中々にかっこいい。
竜の鱗と思われる鎧姿。鎧と言っても全身を覆っているわけではなく、いわゆる軽装備というやつだ。中の服は普通に着られる平服のようで、ザカリーは深緑色のシャツに黒い胸当て。ジェフは白と青をモチーフにしていて、かっこいいのに可愛らしく見える。
あなたは垂れそうになるヨダレを、シチューと一緒になんとか飲み下した。
「ジェフとザカリーは……何をしてる人なの?」
あなたは何となく見当が付いていながらも、そう尋ねてみた。ザカリーに「この格好見て分かんねーのかよ」と呆れたように言われて、やはり少しカチンと来る。
「僕たちは、竜騎士だよ。この広い世界でも竜騎士団は三つしかないから、珍しい存在だと思う」
ジェフの話では、北のナビス竜騎戦団、東のレイノル竜騎士団、そしてここ、カーティス竜騎士団があるそうだ。
ナビス竜騎戦団はセーロという、成竜でも肩に乗れるほどの小さな竜を飼い慣らして繁殖させているそうで、あなたはそっちの方が良かったなぁなどとちょっと思ってしまった。
レイノル竜騎士団はユノーアという種類で、人が二人ほど乗って飛べる中型竜らしい。セーロ程ではないが人懐っこく、飼い慣らすのも時間を掛ければ出来るそうだ。
「けどやっぱ、竜といやぁバキアだよな!!」
ザカリーがカカカと笑いながらパンを噛みちぎる。
ここ竜の巣村、カーティス竜騎士団の竜はバキアという種類で……超どでかく、しかも獰猛。手懐けるのに時間と魔法が必要だという。
「バキアは良いぜ。どの竜より強えし、世界最強の竜って言っても過言じゃねえ」
「ザカリー、嘘はダメだよ。世の中にはもっと獰猛で巨大な竜がいるんだから」
「手懐けられるって意味じゃぁ、バキアが最高だろうがよ」
「まぁそうだけど。確かにセーロやユノーアと比べたら、やっぱりバキアが一番かっこいいし最高だよね」
まるで恋人を想うようにウットリとしながら、獰猛竜を語るジェフとザカリー。
獰猛竜だから! 獰! 猛! だから! と頭の中であなたはツッコミを入れるしかなかった。
そうして朝食を食べ終えると、あなたは二人に竜騎士団の本陣に連れて行かれた。
この村には高い建物はないらしい。大きな建築物は、バキアの離着陸の邪魔になるそうで、塔など建てようものならへし折られてしまって終わりだと教えてくれた。
高いところが好きならバキアに乗せてあげると言われたが、あなたは丁重にそれを断った。
竜騎士団の本陣というところは、コテージを広くしただけという感じの、オシャレではあるが簡素な家という感じだ。中もジェフとザカリーが暮らしていた家と大差ない。
中には銀縁眼鏡を掛けた銀髪竜騎士と、貫禄のある優しそうな目元の男性がいた。
この貫禄のある男の人の方が、カーティス竜騎士団の団長だろうとあなたは直感的に悟る。
「団長! 今朝、僕の部屋に、巫女姫さまらしき人が現れました!」
ジェフがそう報告すると、その団長は椅子から立ち上がり、あなたに向かってゆっくりと歩いてくる。
白髪まじりの空色の髪は、逆に輝いて見えてとても綺麗だとあなたは思った。
目尻の皺でさえも、大人かっこ良くてドキリとする。
「ようこそ、我がカーティス竜騎士団領に。私は団長シルヴェスター。あなたを歓迎しよう」
あなたは思わずスタローンと言ってしまいそうになり、慌てて飲み込んだ。
そして差し出されたその右手に、あなたも右手を乗せる。優しく握られた手はゴツくて大きく、年上ながらも見事に鍛えられているのがそれだけで分かった。
「あ、ありがとうございます、シルヴェスター団長」
シルヴェスターの人柄にほっと息を吐くと、その隣に居た参謀風の若い銀髪の眼鏡男があなたを睨んだ。
「団長、まだ巫女姫と決まったわけではありません。どこぞの国から召喚の儀を聞きつけてやってきたのかもしれません」
疑いの目を向けられたあなたは、少しムッとした。が、この男の言う通りだ。あなたは自分でも、巫女姫なのか疑っているのだから。
しかしその言葉を受けたシルヴェスターは、申し訳なさそうに少し眉を下げた。
「参謀のジョッシュが失礼を言ったが、我々も確認せねばならぬ事。どうか、気を悪くせんで頂きたい」
「いえ、大丈夫です。気にしていませんから」
そう返すと、シルヴェスターはニコリと笑ってありがとうと答えてくれる。その笑みにあなたはほんわか柔らかい気分になり、自然と癒された。
「それでは、あなたの名前を教えて頂きましょうか」
少し横柄な態度のジョッシュの言葉に、あなたは正直に名前は覚えていないと伝えた。
暮らしていた環境や友人や仕事や年齢や世界情勢のあれやこれやを聞かれ、全て偽りなく答えると。
「シルヴェスター団長、この者は巫女姫で間違いないようです」
何故かそんな判定を貰ってしまった。
四十歳だという事をちゃんと伝えたと言うのに、この参謀は耳が腐っているんじゃないだろうかとあなたは思う。
「あの、何かの間違いじゃないんでしょうか。私、四十歳なんですけど」
「大丈夫、私は五十五だからな」
シルヴェスターはフッフと嬉しそうに笑っていて、一体何が大丈夫と言うのだろうかとあなたは首を傾げる。
そのシルヴェスターは優しい笑みのまま、さらに言葉を続けた。
「では巫女姫よ。ここにいる誰と結婚するか、選ぶが良い」
「は、はぁぁあ?!」
唐突の理解しかねる言葉に、あなたはすっとんきょうな声を上げてしまう。周りの四人は真剣な面持ちで、どういう事かとあなたは焦らざるを得ない。
「ちょっと待って! 私、帰りたいんですけど……!」
「巫女姫はこの地で結婚するのが習わしです」
ツーンと素っ気なく参謀ジョッシュが言う。習わしなんかで結婚させられてたまるかとあなたは反発心で拳を握った。
「私は日本で幸せに暮らしてたんです! それをこんなわけの分からない場所に飛ばされて……っ」
「幸せに? 本当ですか? 今聞き取った限りではそうは思えませんね。両親は遠くに行ったきり帰ってこない上に連絡もない。二十年付き合っていた彼氏には浮気されて別れたばかり、仕事はブラックな上に薄給、若い子には爪弾きにされているんですよね」
「ふぐっ」
「戻る意味がないのでは?」
「はぐぅ」
言われてみれば、戻っても喜んでくれる人が見当たらない。
ネットで何人かやり取りしていた人はいるけど、リアルで連絡を取れるわけじゃないので、飽きたんだろうくらいにしか思われないに違いない。
「ちなみに」
ジョッシュはあなたにさらなる追い討ちを掛ける。
「召喚したのは、その世界では一生結婚の出来ない女性です」
一生、結婚の出来ない……それを聞いてあなたは言葉を失った。そして納得もしてしまった。彼氏と別れた時、もう無理かもしれないとどこかで思ってしまっていたから。
それでも面と向かってそんな事を言われてしまうと、やっぱりあなたは凹んでしまった。
「ジョッシュ、それを言っては可哀想だろう……!」
「俺は事実を申し上げたまでです」
シルヴェスター、それにジェフとザカリーにまで、憐憫の目を向けられたあなたは、「うう」と言葉にならないうめきを上げる。
そんなあなたの気持ちなどお構いなしに、ジョッシュはフンっと鼻で息を吐いた。
「別に、送還の儀を行なっても構いませんが。安月給で友達も彼氏もできず、一生孤独に生きていくつもりがあるのなら、どうぞお戻りくださいませ」
「ジョッシュ、てめぇもうちょっと言いようってもんがあんだろうがよ……」
さすがのザカリーも、呆れたようにジョッシュに向けて声を上げている。
あなたは帰っても何もない事に気付かされてしまい、心はどんよりと曇ってしまった。
「お姉さん」
そんなあなたに、金髪の天使が声を掛けてくれる。
「僕たちは、巫女姫さまを邪険にしたりはしないよ」
ニッコリと微笑むジェフは、抱き締めてしまいたいくらい可愛くて。
「あー、まぁなんだ。しばらく住んでみりゃあ、ここがどんなに過ごしやすいか分かると思うぜ」
仁王立ちでニヤッと口角を上げるザカリーは、とても男らしく。
「巫女姫の仕事はあるが、大きな負担を掛ける事はない。それは約束しよう」
笑うと優しい皺が刻まれるシルヴェスターには、包まれるよな安心感があり。
「この竜の巣村より元の世界が良いとか言う頭のおかしい女性など、好きにさせれば良ろしいと思いますがね、俺は」
口が悪くてニコリともしないジョッシュには、頭痛がした。
頭がおかしいと言われては、あなたも黙っちゃいられない。
「それじゃあ、この村がどんなに素晴らしいのか、教えてもらおうじゃないの!」
こんにゃろと挑戦状を叩きつけるように言うと、三人とジョッシュまでもがニヤリと笑った。
「それではまず、住むところを決めなければなりませんね」
「俺とジェフの家で良いだろ。部屋も一つ余ってるしな」
ジョッシュの言葉にザカリーがそんな提案をする。それを受けたシルヴェスターは、低くて落ち着いた声を出した。
「巫女姫、ザカリーの家でなくとも、ここに住む事も可能だ。ここには昼間はたくさんの竜騎士が出入りしているし暇はさせん。住んでいるのは私とジョッシュだけで、部屋は十分な余裕があるしな」
四人の視線があなたに集まった。
結婚はさておき、どこかの家に住まわなければならないようだ。
さて、あなたはどっちの家に住もう?
①ジェフとザカリーの家
②シルヴェスターとジョッシュの家
※下のランキングタグのリンクから次の小説に飛べます。どちらの家に住むか選んでくださいね♪
ジェフ18歳
しっかり者。金髪碧眼。身長はそれほど高くないが美形。
ザカリー40歳
口は悪いが意外に繊細。目付きの悪い長身黒髪。
シルヴェスター55歳
カーティス騎士団の団長。大柄で筋骨隆々、でも優しくお人好し。空色の髪に白髪が混じる。
ジョッシュ28歳
横柄な腹黒イヤミ参謀。銀髪銀縁眼鏡。細身。頭脳派。