表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/5

ここに人はいない。

2016/06/20にツイッター上で放流した不定期連作を修正・改稿したモノです。



2016/06/20:PM


(雑音―――)


 ポーチにぶら下げた『ラジオの雑音』が迫る危険を知らせてくれるのはなんというゲームだったか

意識して買った覚えはないのに

当たり前の様に荷物の中から出てきた小型のラジオは、いくら周波数をいじっても雑音以外何も受信しない。


 それでも控えめな音量のノイズは、耳の痛くなる様な無音よりはマシで

音楽を聞いて耳から入る情報を遮断しもしない。

それに、雑音に集中すれば他の五感から入る情報もいくらかマシになる様な気がする。


 今朝交換したマスクの円形フィルター越しにも鼻孔を刺激する

()()()()()()()()()()()()()()の内、いくらかは

最初にあれらを焼いた時の記憶の匂いが再生されているのだと思う。

最近、折角大量に見つけて確保したジャーキー(ごちそう)に手が出ず、減りが遅々としているのも

鼻の奥に残った匂いの記憶と無関係では無い。


 もう慣れた視界の高さ、地上を見下ろす電柱の上から、

苦心して回収したガソリンがアレらを焼くのを見ているのは

アパートに作り上げた菜園に水をやるのと同じ、ルーチンワークの日課に変わった。

大阪全体の人口から考えると微々たる物、とは言え大分焼いた物だ。


 焼いて、焼いて、地面を這いずるあれらを焼き続けていて気づいた事がある。

あれらは『熱に反応する』事がわかっていたが

その反応は()()()()()()()


あれらは、一匹焼けば


今、眼下に広がる地獄の様に、群がって、折り重なって

ある程度離れたところからでも、熱を求めて集まってくる。


 声も無く、悲鳴もあげず

どこからとも無く這いずって、熱と火を奪い合う様に群がって

体液の粘性が増していても、一年近い年月で流石に表面の方は水分の失せた身体を

固形燃料のように赤く、青白く燃やしながら


もう何も燃えるものが無くなるまで

燃え続ける限りに続くので


(雑音―――)


ラジオの雑音に集中して、火が絶えない様に燃料を足したりして、その番をしている。


あたまがおかしくなりそう



2016/06/20:AM

 最近、雨の降る頻度が増えた。

馬鹿になってしまった電波時計の代わりに活躍しているのは、なんとアナログ時計と自作のカレンダーだ。

2016年のカレンダーは何処の会社も作っていないのか、自分が知る限り売っているのを見た事が無い。

あるいは、大阪以外の何処かにはあるのかもしれないけれど。


 梅雨、そして夏が来る。

あの日から、あと二ヶ月と少しで一年が経つらしい。


ラジオの雑音に集中しながら、持ってきた最後のボトルを地面に放り投げて撤収を開始する。


雑音が、今の自分の生命線だ。


 この電柱を使った空中経路にも、かなりの工夫を加えて使い勝手が向上した。

ワイヤーを複数にして高低差を作ることで、滑車を使ってかなり早く移動できる様になったので

棲家に戻るのも探索をするのも、効率が飛躍的に上がった。

ここまで好き勝手したのがバレたら、後が怖いが。


 まぁ正直、あるかないか分からない後の事も

いるかどうか分からないバレる相手の事も、思考の間を持たせるネタとしても使い古してしまって

いい加減本物にでも出くわさないと、真新しい事は考えつかない。


(雑音―――羽音、)


ゴム手袋を嵌めた手で、虫除け薬の上から包帯を巻いた首筋を叩く。


潰れたので、ポーチに入れて、持って帰る。


 フィルター付きのマスクの中で、ガチガチと歯の根が合わない。

鼻の奥に蘇る、あれらの焼ける匂い。


こうしてみっともなく生きているのは

未来への希望よりも、多分―――


 窓からアパートに帰宅し、腰からハーネスを外す。

足先から装備とテープを外していって、最後にマスクを外す。

じわじわと上がってきた気温に辟易するが、()()()()()()が不安材料で在り続ける限り絶対に露出は増やせない。


沸かした湯で汗を流し、着替えを終えてから

今度は薄手のゴム手袋を嵌めて、ポーチの中身を改めていく。

ポーチに入ったジップロックの中身は、そう多くない数の潰れた蚊の死体だ。


 確実に死んでいるのを確かめた後で、息を殺してコピー用紙の上に一匹づつ並べ

苦心して足を伸ばし、ホームセンターから拝借してきた顕微鏡で順番に改めていく。


 拡大されたグロテスクな蚊の造形に耐えながら

()()()()()()()()()()を特に念入りに改めて…溜息をつく。


()()()


 蚊の生態には諸説あるのだと、かき集めた電子書籍の中で知る事が出来た。

種類や個体によって、その移動範囲も定かでなく

国内で見つかる種類ですらわかっていない事が少なくない。

それでも、今年最初に見つけた恐怖の夜からこちら

一匹も、一度も蚊の中には『いない』


 安全、なのだろうか?

安全なのではないかと、踊り上がりそうになりながら

それでも、まだ確証を持てずに居る。

これから夏がくるというのに、だ。


 手製のカレンダーに『発見なし』の印を付けつつ

他の日課をこなして行く。

異常な状況も、一年続けばルーチンワークに変わるのだ。


 ハンスの纏めた『ケイン・レポート』と同じ姿の病原を、自分の目で確認したことは実は無い。

あの、血液の中で這いまわる微細で異様な線虫の様な存在が

気づかない内に自分の身体の中で蠢いているのではないかと、夢に見て飛び起きたのは一度や二度では無かったけれど


 或いは、外のあれらの中を改めれば確認できるのかもしれないけれど

ゲームや映画じゃあるまいし、そんなリスクを犯す気には到底なれない。


 それでも、アレらの燃えカスを改める機会は何度もあった。

表面はミイラの様に乾いていても、芯の部分は意外なほど瑞々しいのはアレらの働きだろう。

室内に閉じ込められた個体は、外の個体よりも水気が多く活発で、比較的動きが素早いのも()()()()()知っている。




2016/0()3()/()0()8():PM

 物資を探して、とあるアパートの一室に侵入した。

電柱を伝い、窓から入った7階の部屋の中で

あれらに変わっていない、男女総勢四人の死体が転がっていて

侵入した瞬間、その部屋に入った事を後悔させられる様な異臭が漂っていた。


 部屋の中は形の残ってるものが殆ど無い程、家具や家電が徹底的に破壊しつくされていて

刃物で削られた壁には、判読不能の文字の様なものが刻みつけられている。


 一人はキッチンで、水道の蛇口に縋り付いて死んでいた男。

多分服装からして若い。

その男が一番最後まで生きていたのだと思う。


 寝室のベッドの上には女、こちらも多分若い。

彼女だけが人らしい姿で、眠るように死んでいて、姿も整えられた時のまま()()()()()

目張りされた窓からは虫も入れなかったのか、蛆やハエの類は見られない。

ただただ醜く変色して、汚臭と汚液をシーツに吸わせ、垂れ流していた。


 正直、部屋に漂う異臭を嗅いだ時点で撤収を考えはした。

それでもその日は急な雨で、改良が完全に終わる前の空中経路の移動はそれなりにキツく

腰を下ろせる場所で休みたかった。


 だからまず、安全確認のために部屋内を改める必要があった。

万が一あれらがいたら、と。


 次に見つけた死体は、リビングで『()()()()』いた。

確認するまでは『二人分の死体』だと気づかなかった程に『混ざって』いた。

『足りない部品』があり、『重複している部品と骨』があり

明らかに『男女の性差』が見て取れて、はじめてそう気づく有様で

ソレを見下ろす様に、今時珍しい家電話の置かれたチェストの上で、幸せそうな家族の写真が笑っていた。


「くったのか…」と、言った様な気がする。


 重なった身体の方は、男女どちらも露出した頭蓋骨にバックリと割れた痕跡が有り

他にも幾つか外傷が見て取れ、リビングに転がった包丁にもその痕跡があった。

ただ、その作業はとても稚拙で。

しかも彼らは『発電手段』を持っていない。

ライフラインが止まったのは、もう何ヶ月も前だ。


それでキッチンを覗いて、水道にすがりつく男を見つけた。


 状況からしておおよその事情は察しがついた。

この男に対して、哀れみは沸かなかった。

男も腐っていて異臭はしたが

それよりも悍ましいのは、()()()()()()()()()()()()()()()

黒い、大きな

単身者用ではなく、一家族の生活を賄える冷蔵庫。

口に入れられそうなモノは何もかも食い尽くされて、周囲に散らばっている。


その中で


赤黒い汚液に浮かんで、にんげんがばらばらにくさっていた。


リビングの死体に足りない部品(パーツ)はここにあった。


 もうさけんだりしなかった。

ただ、ただ近づいて蓋を閉め

水道の前の男の死体を蹴り砕いた。

哀れみなど、カケラも湧かなかった。


そして、寝室で女の死体を見た。


 安全を確保してから、比較的臭いのマシな場所を探して

寝室から一番遠い、本棚のある…おそらく()()()()()()()の部屋を見つけ、倒れていた椅子を起こしてようやく休憩を取れた。


 異常な死体が4つも転がる部屋で『マシな環境』を探して休憩するのだから

相当にイカれているとは思ったが、それでも疲れには勝てない。


 瞑目し、この部屋の住人に何が起こったのか

おぼろげにでも理解してしまったせいで、身体よりも頭が痺れて、疲れが染み出す。

おそらく自分と()()()()()()()()のだ、この部屋の人達は。


 実際、行動範囲を広げてから『殺しあった形跡』は無数に見ている。

感染していたのかそうで無かったのか、明らかに人為的な原因で命を喪った様な死体や

コンビニや商店の物資を奪い合った形跡、

件の壊滅した避難所の周囲などは、あれらの姿よりもその形跡がおぞましい程に。


 そんな中で『何が起こったのか』が察せられるこの部屋の中は、

もしかしたら『地獄の中では少しだけマシ』なのかもしれない。

あのアパートから1kmも離れていないここは、あまりにも先の無い籠城場所で―――


 電気がなければ、水が加熱できなければ

ライフラインが停止したあの日、ただ逃げて閉じこもったこの部屋の人達は

あれらに変わらず『()()()()()()()()()()()()

『招き入れるべきでない者達』を招き入れてしまうだけ、善意を持っていたせいで。


卓上の写真立てには、若い夫婦と小さな男の子が写っている。


 この子も冷蔵庫の中だろうか、と

望まないのに働いた思考は、意外な形で裏切られた。


 積極的に音を立てる者が一切いない空間特有の

叫びだしたくなる様な静寂の中で、弱々しく何かをこする音がして

疲労に軋む身体で音源を探すと、廊下に続く夥しい血痕の先

クリーム色の玄関扉を、誰かが、何かが叩く音だとわかった。


 弱々しい気配に、それでも『犬』を思い出して足がすくむ。

廊下の血痕は、よく見れば『玄関から部屋に』続いている。

キッチンの死体をもっと念入りに蹴り砕いてやりたい衝動に駆られる。


『犬』を思い出す程、扉を叩く音は()()()()にある。

チェーンを掛けて扉を開くと想像通りのモノが横たわっている。


それは、()()()


 冷蔵庫の中には、いなかったのだと

ぼんやり思って、手も足も、頭も潰れて

それでもぼんやりと元の形がわかってしまう、汁気の多いイモムシの様な姿。

外で這いずるあれらよりも、活発で人がましく、力も強い。


 帰ろうとしている様に見えた。

家族の、両親のいる我が家に。

顔の皮が剥がれ、眼球の残骸が垂れ下がる干上がった眼窩と、歯のへし折れた口が

身も世もなく泣き叫んで、自分の家の玄関にすがりついている様にも見える。


 この子が何をしたと言うのだろう。

こんな、どうにもならない事に巻き込まれて

こんな、どうにもならなかった姿で

狂った様に生き物の気配と熱を追う事だけを強制される様な何かを、誰かがしたのだろうか。


 哀れみと吐き気を感じながら、無感動である様に努めて

腰から抜いた鉈を、何度も、振り下ろした。



2016/03/08:PM

 三人家族と、()()()()()といったところだろう。

最初から強盗だったかは、わからないけれど

玄関に転がったリュックの中身は避難用の荷物で

多分この家の人達は()()()()()()()()()()

この家は彼ら三人のもので―――


 一緒に来たのか、玄関を開けさせたのか

後から入ってきた男女二人が夫婦を殺し、子供は玄関の外に放り出した。

ところが子供は玄関の前であれらに変わり、二人組は外に出られなくなった。

7階なので窓から出るわけにも行かず、屍肉にまで手をつけるもライフラインが止まって全員枯れ死に。

まるでミステリだ、まったく笑えない。


 名探偵なんてクソ食らえと、ずっと思っていた。

行く先々で人が死に、集めているわけでもないのに不幸を蒐集している様で

しかもその推理を、得意げに人に暴露していったい何がしたいんだと思っていた。


 今は彼らに同情する。

自分の考えは浅はかだった。

こんなもの、こんな胸の悪くなる様なものを一人で抱えるのは人間には無理だ。

誰かに聞いてもらいたくて、話したくて仕方がない。


人間の悪意が関わった人死には本当に醜い。


 女の死体は、整えられていた。

中にも外にも死体が転がるこの部屋で、女の死体だけが人間の死に方をしていた。

ソレが出来たのは()()()()だけで、自分はその死体を粉々にしただけ。


 卓上の写真は幸せそうに笑っていた。

望んだわけではなかっただろうが、子供を連れてあの『地獄の有様になった避難所』から

ここまで逃げてきた三人の家族。

自分はその部屋に侵入して、子供の死体を挽肉に変えた。


笑えないのに、笑ってしまった。


()()()()()()()()


 子供の死体を出来る限りかき集め、両親のそばに添えた。

窓伝いに空中経路に戻り、外からガソリンの入ったボトルを放り込む。

せめて燃えてくれる様に祈りながら、撤収する。


 しようと思えば回収できる物資はあった。

未読の書籍や、汚れのない衣類や雑貨は正直あれば助かる。

実際そういうモノを回収して、なんとか今まで生きてきた。

この空中経路だってそうする為に作った。

窃盗など今更の事だ。


それでも、あの臭いが染み付いている様な気がして

何も、何一つ持ち帰る気にはならなかった。


 雨も弱まり、雨音も遠い。

空の道を這いながら、無音に耐えかねて歌う。

英語の歌詞はうろ覚えで、しかもまるで良い印象の無い

最低の映画の、最低のワンシーンに流れていたひとでなしの曲を。


()()()()()()()―――




2016/06/21:AM


(雑音―――)


 仮眠から目を覚ますと、すっかり日が暮れて

役に立たなくなった電波時計の代わりに使っているアナログ時計は、0時過ぎを指していた。

日付が変わり、6月21日


あの部屋に入った日から、もう二ヶ月以上経っている。


 後日遠目に確認したあの部屋は、窓の外から上の階まで真っ黒に煤けるほどよく燃えて

おそらく、中の死体もあれ以上腐ることは無い…と良いとは思う。

確認する気になれない、行く気もない以上、殆ど願望だ。

不法侵入・死体損壊に放火…いよいよ言い逃れが出来ない。


 強いて見ない様にはしているが

この六階の窓からは、見ようとすればあの部屋の有る建物を見ることも…


(――、――――)


 ラジオのノイズが消えている事に、気づく。

このラジオは、虫の羽音に気づくためにわざと鳴らしている

完全な無音だと、耳から入る情報を無視する様になってしまうから、

ささやかでも音に注視していた方が耳からの情報が増えるから。

文字通り、安全が確認できるまでの生命線としてつけているのに



(―――、―――――!!)


それが、消えて、聞こえる。


 人の声、か細い声。

音量を上げ、チューナーを操作しても、何を言っているのかまるでわからない。

手が震える、何か、誰か、知らない言葉で番号?

必死に叫んでいる。


「…中国語?」


 口の中が吐く寸前の様に酸っぱく、目眩がして身動きがとれない。

何が、何を言っている?

ラジオのメッセージは一方通行で、例え狂った様に怒鳴りつけても相手には通じないのに。


 チューナーは1314…

いくらかアンテナを調整すると、音声は一気に鮮明になった。

学生時代ずっと聞いていた周波数。

長く使っていなかった脳の部位を使っているのか、頭痛すら感じる。


(――――――『    』)


片言の日本語、『イキテイル』と言った。


 タブレットを叩いて、地図情報を起動させる

GPSは死んでいても、位置を入力すれば明確に距離が数字で表された。


 約10キロ。

車でわずか数十分程度の距離。


そこに、人がいて


『―――――タスケテ』



『タスケテ』と言った?


人の、声で。

頭痛が、もう、何故、どうなって

詳細は中国語で、何もわからない。


 何かを考えた様な、何も考えられない、真っ白な時間が過ぎて

気が付くと、またこの自室の玄関に立っている。


『この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ』


 この警句を何度見ただろう

もう自分で書いた事も忘れかけた、最初からそこにあったのではないかと思うほど見慣れた警句。

八月のあの日に作ったモノ。

あの日に決めて、諦めた事。


ここに人はいない。


これから行く先に、人がいる。


 希望は()()()、扉をくぐる。

タブレットはあるが、頭に叩き込んだ地図が頼りになる。

最悪何度か様子を見て、時間を掛けて()()()()()()事になる。

現地の緊急性も未知数だ。

感染の有無も、まだ。


それでも、ロンドンまでよりは近い。


「行ってきます」と言って、601を後にする。

もっと何か、違う形で行ってみたかった場所ではあるけれど

目的地は『ラジオ大阪』。

可能であれば、そこにいる『生存者の確保』も。


 時刻はAM:1:30

夜明けは遠く、雨も降り出してコンディションは最悪。

それでも死体に会いに行くよりは気分が軽い。

鼻歌混じりに車を目指す。


あめに、うたえば。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 怖い 気持ち悪い 面白い 続きが気になります
[良い点] 遅ればせながら、「八月最後の日、大阪でゾンビが出た。」を拝読いたしました。今まで読んできたSFパニック物の中で、一番好きな作品です。始まりは主人公が生き残るために、理性を持って行動すること…
[良い点] 終わりの見えない孤独なサバイバル。 エンディングの決まりきったったストーリーありきではなく、一人の人間の記録。 適度な濃度で綴られた、リアリティの感じられるものでした。 [一言] 自分が思…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ