769列車 人間拗らせたら何でもやっちゃう
2062年6月22日・木曜日(第107日目)天候:雨のち曇り 九州旅客鉄道鹿児島本線博多駅。
今日も博多のホテルに荷物を置いたまま旅に出ることにする。博多駅から篠栗線の列車に乗る。篠栗線は今「福北ゆたか線」という路線愛称がついている。篠栗線の正式名称を知っている人間が一体利用者の内何%を占めるのかは興味がある。
博多9時26分→「快速」→桂川9時58分
博多→吉塚間の乗車券使用開始および終了
最長往復切符復路吉塚駅から使用再開
桂川駅まで乗ったら、次は原田行きの筑豊本線に乗り換える。冷水峠を越える桂川~原田間の列車本数は少なく、この列車の次は3時間後の13時18分発になる。
桂川10時19分→原田10時46分
原田からは鹿児島本線の列車に乗り換え。快速列車で隣の二日市駅で下車する。
原田10時53分→「快速」→二日市10時58分
最長往復切符復路二日市駅で途中下車
二日市駅の駅前から10分程度歩いて、西日本鉄道の紫駅に来て、太宰府駅まで乗継ぐ。
紫11時32分→西日本鉄道天神大牟田線→西鉄二日市11時35分
西鉄二日市11時41分→西日本鉄道太宰府線→太宰府11時46分
紫→太宰府間IC乗車券使用開始および終了
太宰府駅に来たら行く場所は一つであろう。
「太宰府は菅原道真が祀ってあるのよねぇ。」
「太宰府に来たら頭がよくなるだろうなぁ。」
「・・・はい、はい。ナガシィは頭が良いですねぇ。」
「絶対馬鹿にしてるだろ、それ。」
「・・・それにしても、太宰府が出来た理由を考えると本当に学問のことの御利益があるのか微妙よねぇ・・・。」
萌がつぶやく。
太宰府は知っての通り菅原道真が祀られている・・・が、そもそもこの太宰府が出来た理由にその道真が絡んでいるという。道真は陰謀により都から遠く九州の地へ左遷され、生涯を九州で終えることとなった。その後、都では疫病や不吉なことが次々と起こり、それらは道真の祟りと恐れられたという。その祟りは元号を変えたりしても収まることがなく、ついには菅原道真の為に太宰府天満宮が作られるにまでなったという。
まぁ、簡単に言うと「道真怖いよ、立派な神社作るからどうかお怒りをお鎮めください」と言うことで出来上がったのが太宰府天満宮・・・。
(学問の神様って言う触れ込みは一体どこにあるのかな・・・。)
「まぁ、そう言うこと言うと菅原道真に怒られるよ。」
「・・・私が学問で不遇なのはそのせいかな。」
「知るか。」
太宰府天満宮を一回りした後、西鉄二日市駅まで西日本鉄道を利用し、西鉄二日市から鹿児島本線の二日市駅まで歩く。15分程度あればついてしまう為、良い運動になる。二日市駅からは博多方面行きの快速列車に乗り換え、博多駅で下車。今日の移動はそれで終了だ。
太宰府13時22分→西日本鉄道太宰府線→西鉄二日市13時41分
太宰府→西鉄二日市間IC乗車券使用開始および終了
二日市14時09分→「快速」→博多14時23分
最長往復切符復路博多駅で途中下車




