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754列車 お手軽観光

 2062年6月12日・月曜日(第97日目)天候:晴れ時々曇り 西日本旅客鉄道(ジェイアールにしにほん)山陰本線(さんいんほんせん)出雲市(いずもし)駅。

 特急「やくも7号」で出雲市(いずもし)駅に到着してもここから先へ進むのは困る。12時11分に普通列車浜田(はまだ)行きが設定されているが、あの列車に乗って浜田(はまだ)に行ってもその後の「スーパーまつかぜ5号」に乗らなければ益田(ますだ)へと行くことは出来ない。

(もえ)、どうする。」

僕は(もえ)に聞いてみたが・・・、

「だったらさっさと先へ進もうよ。どうせ、列車待つ時間の方が長いんだから。」

と言った。

 特急列車を降り、反対側に止まっている普通列車に乗り換える。反対側に止まっていたのは芸備線(げいびせん)木次線(きすきせん)姫新線(きしんせん)で散々苦しめられたキハ120系だった。

出雲市(いずもし)12時11分→浜田(はまだ)14時07分

 ボックス席を確保して、キハ120系に揺られる。もちろん、キハ120系の性能は決して悪いわけではない。ただ走っている線路が合理化の為に遅く走っているだけなのだ。山陰本線(さんいんほんせん)はしっかりした路線の為必殺徐行などせずに軽快に走っていく。身軽な車体が颯爽と走り抜ける様はどこか楽しそうだ。

「こうなるんだったら、さっき宍道(しんじ)のコンビニで何か買っておくべきだったわね。」

「そうだな・・・。でも、まぁ良いだろ。浜田(はまだ)でも何かあるだろうし。」

本当に何かあるのかな・・・。

最長往復切符復路浜田(はまだ)駅で途中下車

 浜田(はまだ)駅で下車し、駅舎内にあるコンビニで簡単なお昼ご飯を買う。その後駅前にあるどんちっち神楽時計というものを見て駅に戻ることにした。あまり遠くに行くと次の列車を逃してしまうことになりかねないからだ。

 特急料金を払い、僕たちは「スーパーまつかぜ」に乗り込む。浜田(はまだ)駅で自由席が結構空くと踏んでいた。そして、その読みは当たり僕たちは席について益田(ますだ)駅に行くことが出来た。

浜田(はまだ)14時36分→「スーパーまつかぜ5号」→益田(ますだ)15時14分

最長往復切符復路益田(ますだ)駅で途中下車

 益田(ますだ)駅についても山口線(やまぐちせん)の列車は1時間ある。駅前のタクシーを拾って萬福寺に行くことにした。車で10分程度の所なのでちょうど良い暇つぶしになる。寺の庭園をゆっくりと見て回って10分くらい前に益田(ますだ)駅に戻り、山口線(やまぐちせん)の列車に乗りこんだ。

益田(ますだ)16時15分→湯田温泉(ゆたおんせん)18時22分

最長往復切符復路湯田温泉(ゆたおんせん)駅で途中下車

「・・・何か今日は疲れたなぁ・・・。」

「ハハハ・・・。色々と慌ただしかったからなぁ・・・。これからは温泉でゆっくり出来るよ。」

「でも、ここで止まるわけじゃないんでしょ・・・。まだまだ忙しいのは変わんないわよ。」

「・・・ハハハ。少し時間いっぱい取ってゆっくりしようか。」

温泉でリフレッシュするには好都合だろう。

湯田温泉(ゆたおんせん)20時14分→新山口(しんやまぐち)20時32分

最長往復切符復路新山口(しんやまぐち)駅で途中下車


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