朝忙しの美少女
目が覚める。
いつもと変わらず日差しが眩しい。
ベットから降り、着替えようと鏡の前に立つ。
すると…
「元に…男に…戻ってる!?」
戻っている。昨日まで美少女だったのが夢みたいだったようにいつもと同じ姿に戻っている。
「やったーーーーーーー!!!元に戻ったぞーーーーー!!」
そこには超イケメンの俺様が立っていた……
※
目が覚める。
いつもと変わらず日差しが眩しい。
いつもと同じように着替えようと鏡に立つと……
「やっぱり夢かよあぁちくしょう。」
目の前には今世紀最大、そこら辺のアイドルを軽く凌駕する超絶可愛い少女が鏡越しに見詰めていた。
いつもの俺なら緊張して声も出まい。これがオレじゃなきゃな!
「ふぁ〜〜、 ねみィ。」
未だに着替える時の、自分の裸体を目にするのに抵抗がある。
でもパジャマでは学校に通えない。
俺は着替え終えると朝食を待つハル姉の部屋へ向かった。
※
「遅いぞ莉依。朝の戦争はもう始まってる。明日香という名の怪獣が餃子の半分を食い殺したからな。」
降りて早々訳の分からない食卓戦争が始まっていた。
てか食い殺すとか行儀悪すぎだろ!
「いやぁ〜ん。莉依ちゃん超可愛ぃぃよーーーーー!」
明日香は可愛いものに目が無い性格で、兄である今の俺に対してもこの有様だ。
「やめぇぇぇい!朝の戦争タイムが無くなりゅー!」
それからたっぷり明日香に弄ばれ、朝食を食べてから学校へ向かった。
PS:ハル姉はポニテ、明日香はツインテという事なので俺は結ばず超ロングな金髪少女となりました。