2日目開始part5
3時限目は国語。
これならあまり騒がれる事なんてないだろう。
そんな淡い期待も虚しく、それは突然に起こった。
「莉依ちゃん。お願い。」
このロリコン教師は国語の先生。
中学生の明日香も担当していたため、先程早期の美術で早期終了されていたが、ここでも問題の火種を突き付けてきた。
国語の朗読を俺に指名してきたのだ。
「はい……わかりました。」
もはや一種の嫌がらせだが、これも美少女としてちやほやされながら生きる対価と思えば苦しくない。
という訳で……
「あかねさす 紫野行き 標野行き 野守は見ずや 君が袖振る 」
額田王という人の短歌を歌うと……
「「「「美しいーーーーーーーーー!!!!!」」」」
「ひぇっ!?」
自分でも驚く程に大好評となった。
「可愛いっ!」
「やばいっ!」
「天使ーーっ!」
あーー、忘れてたわ。
声も超可愛いんだった。
その後、様々な短歌を歌わされたお陰で、野次馬は更に増える一方となった。
PS:国語は基本30点代をさ迷っているけれどきっとそれは国語に嫌われているからです。
PPS:一時間後にpart6を載せます。




