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小説について彼是と、私の思索というか思考ダダ漏れ(?)状態の拙い文章を披露するため、この場をお借りしたいと思います。
本来であれば、格好良く「小説」を公開したいところなのですが...残念ながら、現時点ではそのような力量が私には(たぶん)無いので、若かりし頃(?)の黒歴史を繰り返すが如く、まずは「エッセー」というジャンルにて文筆活動に取り組ませて頂きたいと思います。
なお、「私」については、取り敢えず、年齢不詳の性別不明、という事で話を進めさせて下さい。たぶん、ポロポロと各種の痕跡が零れ落ちてバレバレになるような気も緊緊と致しますが、まあ、私の精神衛生の都合上、深く追求せず見逃して頂けると幸いです。是非とも。
おぉ、そうだ。ここは「このお話はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。」という但し書きを付けて、主人公(?)の「私」と「作者」は全くの別人、という設定にすれば問題ない、のでは…。そうだ、そうだそれが良い、良いではないか、そうしよう、という訳で、そんな前提にてお付き合い頂ければ幸いです。
閑話休題。
さて。「小説家になろう」に登録されている方は、小説を書こうと考えている人、小説を書きたいと思っている人、小説が好きな人、などなどに該当するのだと思いますが、皆さんにとって小説を書くのは簡単な事なのでしょうか?
いやいや、そんな訳ない。そんな筈がない、そんな訳がある筈がない、です。はい。
いや、まあ、簡単・かんたん・カンタンと言う方も中には居られるかもしれませんが、まあ、そんな人ばかりでない、という事にして、話を続けさせて下さい。
ちなみに、この原稿を書くに際して、我が若かりし頃の黒歴史の一つである「学校の文集の掲載作品として応募するために小説を書こうとして挫折した結果に出来上がったエッセー模造品が載った文集」を探してみたのですが...見つかりませんでした。見つかりませんでしたが、私の記憶が確かであれば、そのタイトルは「小説についてあれこれ」だった筈です。たぶん。
ので、これはリベンジでもありますし、私に学習能力が足りないという証明になるような気がしないでもないのですが、まずは、得意分野(?)から入ろうという壮大な計画の第一歩(の筈)ですので、これで良しという事にして、話を始めさせて頂きたいと思います。
で、少し長めの前置きはさておき…、本題というか本文、メインディッシュに入りたいと思います。
いや、まあ、本題はなくて全てが脇に逸れた蛇足話の集合体だと言えなくもない処が少しばかり心苦しいのですが、一応は、ここからが本題と位置付ける部位、というか分類になる、という事にさせて下さい。
さて、と…。
栄えある(?)第一回のテーマは、「なぜ、小説を書きたいのか?」です。
世の中には、息をするかの如くに物語を編み出す天性の語り部のような方も居られますが、そのような方はスペシャルであり例外、ですよね。
今は亡き栗本薫さんなんかは、このカテゴリになるのかなぁ。
怒涛の勢いで長編小説の冊数を重ねる様は、凄いとしか言いようがなかったです。文庫本を月刊で三ヶ月も連続刊行して更にその後も隔月間の刊行を続ける、とか、凄すぎると思います。考えて書く、というよりは、湧き出してくる物語を文字に起こしている、いった感じなのでしょうか…。
なろう系の作家さんでは、香月美夜さんも、その片鱗があるような気もしますが、どうなんでしょう?
私はまだウェブ小説には初心者な上に、趣味嗜好にも少し偏りがあるので、それ程は詳しくはないのですが、割と、なろう系の作家さんには、このタイプの方が結構おられるのかもしれませんね。
語り部(?)系の特別な方々を除いた皆さんは、悩んだり、戸惑ったり、試行錯誤したりしながら、苦心して小説を書かれているのだと思うのですが、そこまでして小説を書くのは、なぜなのでしょうか?
勿論、人によって動機や理由は様々なのだと思いますが、苦難の道のり(?)を乗り越えてまで小説を書こうとするのは、やはり、書きたいお話があるから、だと思います。
まあ、目立ちたいとか収入を得たいとかを問われた際に理由として答える方も居られるかとは思います。私も、印税生活という薔薇色の夢について否定はしません。良い夢、ですよね。ただ、私の場合は、一枚しか買っていない宝くじで億万長者になる妄想、に近い感じではありますが…。
現在進行形で小説を書き続けている活力源や書き始めた契機が何なのかはさておき、小説を書きたいなぁ~と思うのは、やっぱり、自分の理想や夢や欲求を何らかの形にしてみたいからだ、と私は思います。
私の好きな作家さんには、前述のお二方の他に、桜庭一樹さんや宮部みゆきさん、有川浩さん、などなどもいるのですが、その好きな作家さんの書かれる小説は大好きで読んだ後に私が不満を感じることなど殆どありません。が、しかし、世の中が思った通りにいかないのと同様に、その小説が私の理想や夢や欲求を全て満たしているのかというと、少しばかり微妙な場合もあるのが現実です。
だからこそ、私は小説を書きたいと思うのですが、皆様は如何でしょうか…。
という事で、今回は、初心に戻って小説を書く理由を考えてみるのも良いのでは、というお話でした。
が、小説をまだ書き始めてすらいない私には、それ以前の問題でした。…しくしくしく。では、また。
私の拙い文章を、最後までお読み下さりありがとうございました。
今回のお話の中で取り上げた作家さんの共通点を読んだだけで分かった人が居られるのであれば、是非とも一度、その方と好きな小説について語り合ってみたい、です。まあ、有名な作家さんばかりなので、ちょっと調べれば分かるとは思いますが…。