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追憶のラビリンス~館の占星術師~  作者: 遠山 龍
第八章 サドンデス
59/86

record59 疑いのまなざし

今回はいろんな事情が重なり文字数が物凄く少ないですが、ご了承ください。


――なぜそこまで何かを隠していると確信を持てるんだ……?


疑問に思いながらも、敦司は周りに誰もいないことを確認してから佳奈に話すことを決める。

このまま隠し通すにしても余計に疑われる可能性が高かったし、疑われるようなら話した方が先決だと考えたからだ。


「青樹さん、これから話すことは他言無用でお願いします。絶対に」

「分かったわ」


佳奈が頷くのを確認してから「実は昨日……」と敦司が口を開き始めた。

その時だった。


「こんなところで何をしているんですか? 早く食堂にいきましょう」


と突然背後から声がしたのだ。

敦司は驚き反射的に振り向こうとするが、それよりか先に佳奈がその相手に言葉を返していた。


「私たちがいつ行こうとあなたには関係のないことでしょう。先に行っててくれないかしら?」

「確かに直接的には関係はありませんね。でも、早く集合しないと皆さんの迷惑ですよ」

「迷惑も何も話だけなんだからすぐに終わるわ。それともあなたは私の邪魔をしたいの?」

「なんのことでしょうか? 私はただ、早く集まった方がいいと声をかけただけですけど」


敦司は二人の会話が飛び交う間、真ん中に挟まれたままじっと動かずにいた。

自分がここで下手に出ても余計に面倒なことになるだけだと思ったからだ。

それから少しの間沈黙が続くと、佳奈が「もういいわ」と一言残し、先に階段を下りて行ってしまう。

その背中を見ながらも敦司はそっと胸をなで下ろす。


「ありがとう、真夜ちゃん。どうにか疑われずに済んだよ。一時はどうなるかとひやひやしたよ」

「佐久間さんは本当に嘘が下手です。これからは気を付けてください」


もう、と怒った表情を見せてくるが、見た目ほどではないのか口調は柔らかめだった。

それに対し「これからは気を付けるよ」と真夜に言葉を返すと、一緒に食堂へと向かった。

今回の回ですが.......前書きにかいた通り、非常に文字数が少なく申し訳ありません。

多忙と話の区切りの条件が重なり、こんな形になってしまいました。

そして更新も二週間開けてしまい......でもやめてはいないので、ノロノロ更新ですが是非これからもよろしくお願いします。

次の更新は多分早くに出来るかと思います。

では、また次回!

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