特殊戦略部隊登場
私の所属している組織はUSSDFET、アメリカ対異性人自衛組織というところだ。エリート部隊かなと思いきや、そうでもなかった。なんせ、おれがいるんだから。
部隊は多種多様に分かれていた。
おれはパイロット能力を買われてか、空宙隊に配属となった。
おれの部隊は驚くような技術で作られた戦闘機があった。それを説明するだけでも興奮するが、他にも驚くような部隊があったんだ。
特殊戦略室(部隊じゃないのかな?)はいわゆる゛超能力゛を持った人間を集めた組織なんだよ。おれは最初は恐ろしく感じたよ。映画じゃ超能力者は一般人を軽く叩きのめしていたからね。
でも、おれの知っている超能力達はちょっと違っていた。
最初に知り合いになった超能力者は女性で名前はドロシー・パーク(古風な名前だなぁ)歳は聞けなかったが27歳くらいかな~、のちのち教えてくれたんだけどね。
彼女の能力は他人の頭のなかや精神に入り込むテレパシーといわれているものだったんだ。
もちろんおれの頭の中にも入り込んできたし、おれの全てを知られてしまった。最初は恐ろしさと恥ずかしい気持ちでいっぱいになったが、彼女いわく゛みんなそんなもんよ、私は慣れてるわ゛と軽く言っていた。
何回か彼女と話をしてるうち(彼女は口を使わないときもあったが)おれも自分をさらけ出すのに慣れたし、それを知っていながら会話をしてくれる彼女に好意を持ち始めた。
無論、彼女もおれが彼女を好きな気持ちを知っていたし、彼女も好きになってくれたみたいだった。彼女が操ったのかなぁとも思ったが、心のなかに゛違うわよ゛と響いてきたのでそれを信じることにした。
ドロシーは中国系アメリカ人で、黒髪、優しい目のほっそりとした女性なんだ。
おれたちの組織は世間との接触はご法度だが、内部はわりと自由で、各部隊との交流はある程度許可されていた。
ドロシーとはよくデートをした。カフェで自分の部隊について話しをしたんだ。
ドロシーは地球外の人は必ずしも敵ではないと信じていた。
゛ねぇ、ジェイク もしも今回の遭遇が侵略だったら私達はまともに戦えるかしら!?だって、相手は何光年も旅してきた異性人よ。科学力だって私達より100年くらい先の技術をもってるのよ。たから私達みたいのが集められて訓練されてるのよ。
゛
そりゃそうだ、われわれの最新の航宙艦はやっと火星に行けるところだ。それも、20年間かけて。
ただしそれは表向きにはだ。
゛なぁ、ドロシー、おれの部隊の技術は100年後のテクノロジーなんだぜ。なんせ、おれが乗る戦闘機はエンジンは反物質を利用し、ガス欠知らずだし、宇宙にも飛び出していけるんだ。今までにそんな戦闘機見たことないだろ゛
ドロシーは言った。゛知ってる゛゛エイリアンのテクノロジーなんでしょ?昔エリア51に落ちた宇宙船を研究して最近やっとつかえるようになったの。まぁ、エリア 51は正式にはなくて、ロズウエルに落ちた宇宙船を当時のCIAとペンタゴンが回収したのよ゛
彼女には秘密は通用しない。だが、そんな彼女を危険人物と思うやつらもいるはずだ。゛いざというとき私みたいなのが必要なのよ゛頭の中に呟いてきた。また、ささやくほどに゛あなたもね゛