我々はひとりではなかった
2022年8月、チリのアルマ望遠鏡で流星群と思われるシグナルが確認された。来年の4月には肉眼で見れるのではと世界中のメディアがテレビを通じて報道されていた。
アマチュア天文家などは興奮していたが、一般には私が思うには恋人たちがロマンチックな夜を過ごす為の行事が増えただけのようにかんじたが…
まぁ、その時がきたらなるべく忘れずにみたいなぁと思ってる程度だった。
私はアメリカ空軍のパイロットで、階級は大尉である。自分で言うのもなんだが、並外れた天才肌だ。
自分は仕事に真面目だと思っているが、人から言わせると気分のムラが激しいらしい。
今から話することは私にとっても、人類にとっても初めてのことであり、上手に話せるかちょっと心配してる。そりゃ、エキサイティングな事だし、大まかな話は皆知っているが、私の経験した部分は誰も知らないから楽しめると思ってるんだけどね…
流星群のニュースから2ヵ月ほどたったころ、 NASA航空科学宇宙局と ISS国際宇宙ステーションは流星群の調査のなかで、ある発見をしていたんだ。流星群は人工的なものの集団ではないかって。それって宇宙船が向かってきてるんではって疑いだしたんだ。
電波望遠鏡と粒子測定により、ある程度は測定対象物質が何であるかが分かる。
それは小惑星とは違う、何かしら人工的で速度における規則的なパターンがみられたらしい。
各国の天文調査団はこぞって研究にのりだしまた、未知のものとの遭遇に対して希望的な何かを求めていたようだ。もちろん、我が国アメリカは他の国を出し抜いてでもその゛未知との遭遇゛を成功させたいと思っていた。全世界がそう思っていたと思う。