青の村への旅にて いつもの流れとあいさつ
自分の小説が無断転載されていたので対策する事にしました(ー ー;)
アマチュアでも無断転載の対策しないといけない事態になってるのはイヤですね(ー ー;)
早く問題解決してほしいです(ー ー;)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
現在、2CH Readの無断転載対策のために本文は後書きに入力してあります。
こちらの作品は「日本」の「小説家になろう」に投稿している作品です。
タイトル:ひ弱な竜人
作者である「白黒キリン」の許可なく無断転載はしないでください。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
以下本文の文字数稼ぎ
あめんぼあかいなアイウエオ
トマト
キツツキ
がけでけが
しんぶんし
しめじめし
うーん、黒の村を出発して少し経ったんだけど、僕が手を上げたり森を見たりと僕が何かする度に水守達がビクッとする。正直見てられないくらい水守達の様子がひどいから、みんなから離れて自分から鬼熊・破壊猪・ディグリの三体を呼ぼうと思い離れたらラカムタさんに呼び止められる。
「ヤート、どうした?」
「三体がいつ現れるかわからない精神的負担で水守達に体調崩されても嫌だし、僕の方から三体を呼ぶ事にした」
「そういう事か。こればっかりは仕方ないな」
「気を使わせてすまない」
「慣れてる方が何とかするものだから気にしなくて良いよ」
僕は水守達の気まずげな顔を横目に見ながら森の奥の方を向き大声をだして呼びかけた。
「お――――い!!!! いる――――!!!? いるならこっちに来て――――!!!!」
森の中に反響した僕の声が静まると、いつものように森の奥の方から地響きが近づいてきて、いつものように鬼熊と破壊猪が自分の方が先だと言わんばかりに大量の土煙を巻き上げながらそれぞれ僕の横を走り抜けると、いつものように地面をガリガリ削りながら止まった。
「ケホッ、ゴホッ、毎回の事だけど静かに来てってお願いしてるよね?」
「ガア」
「ブオ」
「はあ……」
いつものように二体に言ったら、二体が僕から目を逸らしてお互いより後になりたくないって言ってきたから、いつものように二体の言動にため息をつきながらあたりを見回すとディグリがいなかった。
「あれ? ディグリはいっしょじゃないの?」
「ガ」
「ブ、ブオ」
「別れてたから知らないのか。とりあえずディグリの居場所を確認しよう」
「ソノ必要ハアリマセン」
同調で森の樹々にディグリの居場所を聞こうとしたら、ディグリの声が聞こえ僕の目の前の地面がボコッと盛り上がり、そこから樹の根が出てくるとバキバキと変形してディグリになった。
「ディグリが遅れるなんて珍しいね」
「遅レタワケデハアリマセン。私ガ一番先ニ、貴方ノ足下ニイマシタ」
「それじゃあ、何で出てこなかったの?」
「無駄ニ騒々シイ方々ガ、落チ着クマデ待ッテイタダケデス」
「……ガア?」
「ブオ?」
「ドウイウ意味も何モ、毎回静カニ来テホシイト言ワレテイルニモ関ワラズ、騒々シクシテイルノハ事実デハ?」
「「…………」」
「私ハ本当ノ事ヲ言ッテイルダケデス。何カ文句デモ?」
「「「…………」」」
はあ、そろってすぐにこれか。……何か二体が爆走しながら僕のところまで来て、僕が二体に文句を言って、そこにディグリが現れて二体に挑発気味の事を言って三体がにらみ合うっていうのが一つの流れになってる気がする。まあ、それはそれとしてだ。
「鬼熊、破壊猪、ディグリ、来てくれてありがとう。今回の旅もよろしく」
「ガア!!」
「ブオ」
「オ任セクダサイ」
うん、心強い。本当になんで僕に良くしてくれるんだろ? 僕が不思議に思っていると、ラカムタさん・兄さん・姉さん・リンリーが近づいてきた。
「ヤート、俺達も三体にあいさつして良いか?」
「うん」
「あー、久しぶりと言えば良いのか? 今回もヤートの事をよろしく頼む」
ラカムタさんが代表して三体にあいさつして兄さん達もペコリと頭を下げた。それに対して三体も了承の意を示す。……というかあいさつって僕の事なの?
「バカな……。姫さま!!」
ラカムタさん達の特に気負う事も過度に緊張する事もない三体へのあいさつを見ていた水守達はこれぞ驚愕っていう顔になっていて、タキタさんは思わず声が漏れていた。そんな中、イリュキンがいつのまにか三体の近くにいた。
タキタさんを始め水守達は、なんとかイリュキンの近くに行こうとしたけど腰が完全に引けて無理だった。……そこまで三体の事を怖がらなくても良いと思うんだけど、やっぱり慣れてるか慣れてないかの差は大きいって事か。
「お久しぶりです。そして他の方々ははじめまして。今回の青の村への案内を任されているイリュキンと言います。よろしくお願いします」
「……ガ」
「……ブ」
「……コチラコソ。私ハ、ディグリデス」
三体はイリュキンからの丁寧なあいさつに一瞬戸惑ったみたいだけど、すぐにそれぞれうなずいた。さて、これで青の村に行く全員がそろったわけだけど、問題は三体に水守達が慣れるまでどうするかって事だね。……まあ、すぐに慣れろっていう方が無理だし、僕と三体が少し離れて歩くのが無難か。
「イリュキン、さすがにすぐには無理みたいだから僕と三体は少し離れて歩くよ」
「それは……、仕方ないか。重ね重ね気を使わせて申し訳ない」
「気にしないで」
イリュキンに少し離れて歩く事を伝えると微妙な顔をされたけど、今だにガチガチに緊張している水守達の様子を見て仕方ないって納得してくれた。そしてイリュキンとラカムタさん達が水守達のところに戻りイリュキンの合図で先に歩き出すのを見てたら、破壊猪が僕の服を牙で引っ掛けて空中へ放り投げられ僕は破壊猪の背中にまたがる様に着背? した。
「僕を放り投げる前に一言ほしいって言ってるよね?」
「ブオ」
「気にするなじゃないってば」
また、いつものように文句を言っても軽く流された。何でか二体とも僕を背中に乗せたがるし、この事に関してはディグリも何も言わない。しかも破壊猪が僕を背中に乗せた事に鬼熊が何も言わないって事は、事前に話し合うか何かで僕を乗せる順番を決めてたみたいだ。
……そこまでされてるなら諦めて身を任かすしかなさそうだなって、そんな事を考えてると青の村っていう初めての場所に行く旅なのに、いつもの流れがありすぎて唯でさえ小さかった緊張や不安が無くなった。こんな感じで良いのかとも思うけど、これぐらいが僕らしいか。それじゃあ青の村への旅っていう、いつもより長い距離の散歩の始まりだ。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
最後まで読んでいただきありがとうございます。
注意はしていますが誤字・脱字がありましたら教えてもらえるとうれしいです。
感想・評価・レビューなどもお待ちしています。
 




