【大賞作家】天使と悪魔が交われば、世界が滅ぶ。それでも、１万年越しの愛を貫く。

【講談社ⅹエブリスタ主催の大賞を受賞しました。本作はその後に挑んだ新作です】

「天使と悪魔が交われば、世界が滅ぶ」
それは、誰もが恐れる絶対の禁忌。

天界で穏やかに暮らしていた天使の少女リシェル。
長く隔てられていた天界と魔界が手を結んだある時――

「えぇ！？ 悪魔と共学！？」
天使だけが通う全寮制の学院は、史上初の『天使と悪魔の共学』へと姿を変えた。

戸惑うリシェルの前に現れたのは、冷静で何かを隠す悪魔の青年ダリウス。

同じ屋根の下で過ごすうち、近くなっていく存在。
言葉を交わし、目が合うたび、理性とは裏腹に心は惹かれていく。

そんなある夜、学院で天使の生徒が倒れる事件が起こる。
犯人として名を挙げられたのは、悪魔の少年。

第一目撃者であるリシェルは、ただ一人、真実を追い始める。

そして、「俺も、手伝うよ」「……え？」思いがけず、ダリウスと手を組むことになってしまった。


禁断ファンタジー・ロマンス。
天使と悪魔、決して交わってはならない二人が、境界を越える――