プロローグ
初めまして。永久火と申します。御覧頂きありがとうございます。
今回が初めての投稿になります。
できれば三日に一回のペースで載せていくつもりです。
楽しんで読んでくれれば幸いです。
※過激な表現が含まれています。
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秋の夕暮れ時、思い切って告白した。何年も前から片思いしてた先輩に。
夕焼けに照らされた道路に写された二人の影が少しずつ長くなってゆく。
揺れる河川敷の芝、靡く先輩の髪、赤いチェックのマフラー。
自分の中では先輩は「私でよければ」なんて言ってくれると思っていた。
先輩とは去年弓道部でお世話になってからずっと一緒に帰っていて、
周りからも「付き合ってんの?」と何度も言われるくらい仲も良いからだ。
そんな先輩に告白したと思うと緊張で汗が止まらない。
だが先輩から告げられた言葉は違った。
現実はそう甘くはない。
どうして俺じゃダメなんだろう。なんでこんなことになってしまったんだろう。
段々と心臓の鼓動が速くなっていく。
先輩が他の男のものになるなんて考えられない。
先輩のことを考えるだけで心が締め付けられる。
辛い。苦しい。
先輩が何か言おうとした途端に、
突然、世界が裏返ったような気がした。
脚の感覚を失って倒れたみたいだ。貧血だろうか。
地面に倒れた振動からか、
胸に強い衝撃が走った感じがした。
何も考えれない。何だろう、温かい。先輩の温もりだろうか。
意識が朦朧としている中先輩の声だけが微かに聴こえる。
「…大…よ……く…友都クン」
あはは、カッコ悪いな。俺。もうここで死ぬのかな。ダッセェ。
僕の意識はここで途切れた。
最後まで読んでいただきありがとうございます。