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魔法使いの幻想日記  作者: セツカ・ロクウィル
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僕が住んでるアパート

 僕が住んでいるのはアパートで、畳の部屋2LDK、トイレ、お風呂付き。


 家賃は3万5千シューイーズ。


 家具なんやらはカタログ通販で買ったものを組み立ててもらった。


 ベッドはシングルで、シーツも枕カバーもシルク素材。


 側にローテーブルがあって、キノコ型関節照明がある。


 テレビはなくて、ラジオテレビとは契約している。


 まだ一般浸透してないから、デジタルカメラと見間違うひともいる。


 要は、ラジオとテレビが一体型のメカ。


 チャンネルは普通に案外とある。


 コンパクトなので外出時にカバンに入れたりしている。


 音楽番組なんかにすると、無線イヤフォンあたりで楽しめるし。


 ずっとリクエスト曲を流す歌番組をラジオのほうでしているから助かる。


 時々拍子抜けするリクエストがあったりして虚脱しそうになるけど。


 それは多分、僕の人生経験がまだまだなんだろうなぁ。



 そう言えば、今回は大家さんからの依頼。


 数日前に亡くなった同じ棟のひとの幽霊が現われるからどうにかしてくれと。


 常世にとどまっている理由は、自分の考えた簡単レシピを伝授したいからだった。


 ピーナを呼んで、一緒に対応してもらう。


 とにかく本当に美味しそうならメモしますので、ってことになった。


 僕はむずかしい料理があまりできない料理好きだから、


 幽霊さんの提案はなんだったら夢中になって聞いた。


 思いつく限りを話した幽霊は老婆で、年代的に文字の読み書きができないひとだった。


 僕たちにお礼を言ってくれて、成仏してくれた。



 ◇簡単レシピの中で特に気に入ったもの◇


 *牛肉とささがきごぼうの甘辛炒め


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