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魔法使いの幻想日記  作者: セツカ・ロクウィル
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紫陽花の姫


 モデルの仕事依頼が来て、どうやら水中で撮影とのこと。


 どんな感じなのか聞くと、着物を着るんだそうだ。


 着物で水中ってなんだか着物もったいないな、と思ったら、洗えるらしい。


 なんだかファンサービスにプレゼント企画があるとかで。


 まぁ、仕事受けたのはそれがチャリティーオークションも兼ねてるから。



 ◇撮影の合間に飲食したもの◇


 *タピオカミルクティー

 *市販の期間限定サンドイッチ

 (ローストビーフが入ってるの)


 撮影はロケで、紫陽花がたくさんいっぱい浮いている場所。


 詳細は秘密。


 そこで着物を着付けられて、お化粧をしてウィッグをつけて・・・


 もう別人なんじゃないの??


 僕でよかったのか??


 なんで僕を選んだのかよく分からないけど、「麗し系」が欲しかったらしい。


 はだけさせた着物の襟元から続く曲線なんて持ってない・・・


 んん~・・・これでいいのか??


 周りのひとの、僕を見る目が違うぅ。


「君って、男の子なんだよね?」


 休憩の時に言われて、「そうだよ?」って女性スタッフさんに返事をした。


 ふぅん、って何だろう?


 僕はジェンダーであって、おかまじゃないってば!!


「蠱惑的だねぇ。将来が楽しみだ」


 カメラマンからのその言葉は、なんだか嬉しくもあったけど。


 売り言葉が「幼い美?」「紫陽花の姫?」


 ああ、そうですか。


 なんて思われたいのか、まだ分からないんだよ!!

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