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魔法使いの幻想日記  作者: セツカ・ロクウィル
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スチームパンクなルーペペンダント


 ◇朝に食べたもの◇


 *ホットドッグ

 *苺砂糖とミルクを入れたコーヒー

 *昨日食べ残したお菓子たち少々


 昨日は日記を書き終えたすぐあとに寝落ちして、目覚めて自宅でほっと安心。


 ロイディの仮の誕生日にプレゼントをしたいから今日は外出。


 掘り出し物がないやしないかと日曜日に開催する『なんでも市』におもむく。


 そこでスチームパンクなルーペペンダントを見つけて買った。


「ロイディ、喜んでくれるかな?」


 内心いつ渡そうかと思っていたら、市で偶然ロイディと鉢合わせた。


「おお、アール。どうしたの、それ?いい感じ」


「これ、よかったら・・・」


「何?」


「ロイディのカルク派としての仮の誕生日祝いにって、買ってみたの」


「・・・本当なのかい?」


「そうだよ。気に入らないなら僕が使う」


「いいや、ぜひもらいたい」


「じゃああげる」


 精緻な歯車や羽根型かざりのついたその品を、ロイディは見つめた。


「これって、もしかして拡大して見えるやつ?」


「そうだよ、ルーペだよ?」


「ああ、名前忘れてた」


 僕は苦笑して「なにそれ、珍しい」とぼやいてしまう。


 ロイディも微笑して「ありがとう、嬉しい」としんみり言ってくれた。


 

 そのあとロイディが、市で見かけた300シューイーズの指輪をくれた。


「別に深い意味は多分ない。好きな時に右手の薬指にどうぞ。次は左だ」


 ・・・どういう意味なんだろう?まぁ、可愛い指輪嬉しいけれど。

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