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魔法使いの幻想日記  作者: セツカ・ロクウィル
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ビワちゃんとピーナいわく「三人でデート」


 久しぶりにビワちゃんの都合が空いて、お茶でもしようよ、って運びになった。


 ピーナも一緒でいいのか聞いたら、快諾。


 ◇カフェで飲み食いしたもの◇


 *タピオカ紅茶

 *段重ねのホットケーキ

 


 匂いがとれた気がしない錯覚を起こす制服を結局学校側に申請して取り替えてもらったことや、女子と一緒にお風呂に入ったことを話した。


 ビワちゃんは情緒不安定の時期に入っていたらしいけど、

 僕の話を聞いて・・・誰かとの交流の場を持てて、かな?

 少し元気が出てきた、と微笑んでくれた。


 そんなビワちゃんをピーナも受け入れてくれている。


 ピーナがビワちゃんに聞いた。


「そう言えば、アールの小さい頃ってどんな感じだったんですか?」


「えっ?」


「・・・えーと・・・うん、あんまり会ったことがないけど、いいこだったわ」


「そうなのかぁ」



 ビワちゃんはこちらの顔を見てウインクしてくれた。


 僕は小さい頃の記憶をあまり持っていない。


 それから、そんなことより寿命があと十五年くらいだとふたりにいつ言おうか迷った。


 ビワちゃんは親戚だし、ピーナは大切な友人。


 話しておくべきだろう、と思う。


 でも、なんだか言いづらい雰囲気に、今度でいいじゃん、と思う。


 できれば一生、バレたくないのかもしれない。



 そのあと小雨が突然降ってきて、やや強くなって来る。


 ピーナが「走ろうよ」と言うので、ビワちゃんは大喜び。


 結局僕も雨の中走って、そして楽しいなと思っていた頃、災魔さいまから奇襲にあった。

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