スラムの花
ロイディに誘われて、スラムにおもむくことになった。
旅行鞄に安価で購入した物資を入れて、モノレールの柱下の街、スラムへ。
ロイディはサーフィン型のウィーザードボードを荷物持ち代わりにしている。
僕の「クラゲ」は小回りがきくけど、こうゆう時には重量オーバーで使えない。
それと今回はペールとしての任務なので、制服に赤い目元仮面を付けている。
ペールとはペルソナ、仮面が由来。
制服は赤いタータン柄でファショナブルだと思う。
それと今回の任務内容だけど、スラムの花を引き取ること。
最初はむしろなんのことを言っているのか分からなかった。
一方は植物で、もう一方は協会員希望の美少女らしい。
不思議な話だけど、新種の薬草を生成できる体質の美少女がいる、ってこと。
毛先が金髪で淡い茶髪の美女、クーリ。
彼女の魔法力が本物かどうか、見に来た、ってことらしい。
そして本当であれば、彼女は協会にひきとられる。
スラムの人々は「紹介料」として用意した物資をもらった。
クーリと対面して、可愛い子だなぁと思った。
そして闇市で買ったと言う魔法の種を使って、見事に新種の薬草を出現させた。
薬草の名前は、記念に「クーリリ」と名付けられた。
彼女の護衛をしながら、協会員が待つモノレール駅へ向かう。
そこに、物取りが襲ってきた。
ロイディは素早くその二人組を倒して、エスコートの続きをした。
無事に協会員に彼女を受け渡し、お礼を言われてうなずく。
◇そのあとロイディに言われた僕の悩みを深めるような言葉◇
*「君が側にいてくれてよかった」