石鹸に咲く花
◇ピーナからの差し入れで持参したら婦人たちから好評だったもの◇
*紅茶が練ってあるパンと紅茶葉のクッキー
前に書いたと思うけど、天然成分の石鹸作りを一緒にした婦人たちから連絡が来た。
どうも、石鹸に花を咲かせる作業の体験をしてみないか、というものだった。
花びらを石鹸に混ぜるんだろうか、と思いつつ参加。
すると、ひとつひとつ手作業で、ギフト用の見栄えとして彫刻で作る花のことだった。
部屋中が石鹸の良い香り。
彫刻刀で切れ目を入れて、花を咲かせる。
その作業でできたカスはひとまとめにして、一個の石鹸として使えるらしい。
体験者として器用なひとたちばかりで、世間話とかがはじまる。
僕も石鹸に花を彫りながら婦人たちと話をしてみた。
野菜の高騰の話になったので、自然に出てきたものだった。
新薬についてふんわり質問してみたのだ。
すると、「自分の子供の口に入るのかと思うと反対派」と言う意見が多かった。
すると、「気持ちは分かるけど何かあったら関係ないと思う」と言う意見も。
「野菜や果物が美味しく大量に大きめに作れて、しかも安全だったらどう思う?」
「「そりゃ最高よ」」
どこの文献にも見なかった素晴らしい感想だと思う。
このひとたちに関われてよかった、と感動しつつ、図書館に通う決意。
やっぱり放ってはおけない。
それぞれ意見や意思や都合があるのだと思う。
ただ、ロイディを思い出して、僕も新薬研究について少しは知りたくなってきた。
謎のヒーロー『ペール』たち。
メンバーになることをすすめられたけど、どんなひとたちなんだろう?
ロイディの行方も気になる。
もしかしたらロイディ、あの時骨折したのかもしれない・・・心配だ。