表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法使いの幻想日記  作者: セツカ・ロクウィル
36/88

安心できる新薬ってあるのだろうか


 天然成分で野菜を育てている老婆の野菜の美味しさと、


 先日の植物用新薬試験薬の効能についてを目の前にしたのとで、


 少し気になることができた。



 どちらのいいところも、揃えてみたらどうだろう、と。


 つまりは、天然成分で美味しい野菜や果物が通常より大きく育つ方法。


 それを調べるために、図書館に来ている。


 植物研究系の本が豊富にある図書館でよかった。



 理科室にいた研究員さんたちによると、寒さに強いかわりに他を寄せない毒素を持つ。


 暑さに強いかわりに、食すと生命力が一時的に上がりすぎて寿命が著しく縮む。


 今はまだそんな研究状況らしい。



 美味しいものを大量に作れたら、そりゃ嬉しいよ。


 僕は食いしん坊かもしれないし。


 ただ、それを食べた副作用が悪影響を及ぼすものはイヤだ。



 研究員たちが言っているのは、きっと、まだ今の段階では試作、って意味だろう。


 まさか副作用を黙って発売なんて・・・


 よぎるのは、人体への影響について、糧とするのだから変異が起こりかねないこと。


 つまり副作用の悪影響。


 これが、一般人に理解されるかどうか、だ、と研究員たちが言っていた。



 僕からしたら、説明しても分からないんだと思って、っていう言い訳の用意の内情。


 おそらく出資者側が発売に向けて急かしている。


 なので僕は今日図書館に朝から来て、夜まで調べものをしたけど、合点はしなかった。


 

 ◇眠くなった僕を迎えに来てくれたピーナとビルナがくれたもの◇


 *ピーナ手作りの四角いちぎりパンと、魔法瓶に入ったある程度冷たい麦茶

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ