ヒカリキノコの総電源
ピーナとビルナに誘われて、夜景を見に行くことになった。
ビルナとロイディは恋人同士だから、ロイディもデートをかねて同行。
ビルナの前でロイディは、「アールが女だったらいいのに」とぼやいた。
前々から思ってたんだけど、僕ってロイディのなんなんだろう?
うん、まぁ、同級生兼親友か。
周りが暗いからなのか不安になってきた所、僕のペットフラワドエル登場。
人型の光りがきゃっきゃと笑いながら、夜景スポットに導いてくれる。
住宅街の路地、そして今まで存在を知らなかった小さな公園的な場所。
そこには青く光るヒカリキノコの群生。
どうやら天然ものらしく、人体には無害らしいのでそのままにしてあるとのこと。
すぐに異変が起きて、ヒカリキノコの光は消えた。
ビルナの話によると、最近『接触不良』気味らしい。
キノコに詳しいわけではないけど、ヒカリキノコの総電源の話は知っている。
フラワドエルたちに頼むと、ふぅと彼らが息を吐くと落ち葉の間にキノコ。
そのキノコにブレーカーがあって、不備があったらしく点検と修理をしてくれた。
上げ下げタイプのスイッチを精霊のひとりが上げると、見事にメンテナンスは成功。
絶景とも呼べる冴える青が一面に輝きだした。
光るうえに食べれるの?
なんだかすごいや・・・
持っていたポケット器具で採取してみて、何かに使えないかなと思案中。
ピーナはこのキノコを食べたことがあるらしく、「辛くなくてスパイシー」だと言った。
なんだかピーナは可愛いすぎて時々、怖い。
◇出かける前に皆で小腹を満たしたもの◇
*ガーリックバターを塗ったパン
*ほうれん草とシーフードミックスに塩こしょう醤油で味付け、レンジで加熱したやつ。
(『オールブルー』って名前の料理らしい。冷凍ほうれん草万歳だね)