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魔法使いの幻想日記  作者: セツカ・ロクウィル
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ペットは花の聖霊

 ◇今日の朝ごはん◇


 *マーマレードスライスチーズヨーグルトトースト


 (↑チーズケーキ風トーストとも言うらしい)


 *珈琲牛乳



 朝に起きて仕度をして、市民庭園に行く。


 そこで僕は薬草と花を育てていて、個人的にガーデニングを楽しんでいる。


 市民庭園は各所に点在するらしいが、聖霊を産む花ニコルは珍しいと思う。


 ニコル、HP(生命力)とMP(魔法力)を回復させる植物。


 一説に、マイナスイオンが通常より多く精製される植物だから癒されるらしい。



 ニコルから花が咲くのは貴重で、ニコルからは聖霊が生まれる。


 式神として僕がひきとって、僕には九人の花の聖霊の護りがある。


 今日様子を見に行ったら、ひとり赤い牡丹のような花の中にいた。


 魔法で包んだ手でとりあげると、けのびをしてあくびをした。


 未熟だった羽根が広がり、周りの先輩きょうだいたちがきゃっきゃと笑う。



「祝福するよ」



 嬉しそうに飛び回った新入りは、きょうだいたちと異世界に向かった。


 僕が見えてるのは、空気中に軌跡がらせんを描いてキラキラ溶けていく感じだ。


 彼らの向かう異世界は見えたことがない。



 それから、僕が当然のように見えている聖霊は、


 普通のひとには見えないらしい。


 聖霊には生まれながらに名前がついていて、


 僕は許されてそのグループ名を定めてある。


 フラワドエル。


 僕の可愛いペット的存在。

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