ロイディの新しい恋人
◇待っている間に飲食したもの◇
*野菜ケーキ
*フルーツティー
今日はロイディとお茶の約束で、外出。
やってきたロイディがいつもよりご機嫌だから、何かあったの?と聞いた。
「恋人ができて、最近充実している。君も知ってるひとだよ」
「えーっ、誰だろう?」
「ペペローニャ。ほら、一緒に写真撮った時にいた美女だよ」
「モデルの仕事の時っ?」
「そう」
僕は息を大きくのんで動きを停止してしまった。
モデルの仕事を一緒にしたペペローニャ?
ピーナだ。
ピーナ・ペペローニャ・・・!!
「君が女性だったら、僕の子供を産ませているのに」とロイディ。
僕はわけが分からなくなって、裏切り者、とロイディに言って泣いた。
泣きながらその場から走って、もうどこでもいいから逃げたかった。
あとを追って来てくれたロイディは、僕を抱きしめて真剣に言った。
「君がイヤなら、ビルナ・ペペローニャとは別れるから、裏切者って言うな」
「だって、ピーナ・・・え?ビルナ?」
「モデルの仕事したあと、ピーナちゃんのお迎えにビルナ、バイクで来てただろうに」
「・・・あ。そう言えば・・・」
ロイディは、僕に新しい恋人ができたことを認めてくれ、と言ってくれた。
僕は、裏切者って言ってごめん、祝福するよ、と返した。