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魔法使いの幻想日記  作者: セツカ・ロクウィル
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ファッションモデルのバイト


 僕はバイトのいっかんで、ファッションモデルもしている。


 今回はスチームパンク系特集らしく、個人契約型のバイトだ。


 何度かコラボした写真家で、街中で偶然挨拶をした時ピーナが一緒だった。


 あの美少女、写真に撮ってみたいから次の仕事に連れてきて、と言われた。


 ピーナを連れていく条件として、立会人兼見学を許してもらった。


 アカツキ君とアサヒおばちゃんと、ロイディ。


 写真家が気に入って、全員で衣装を着て記念撮影をしたい、と言ってくれた。


 スチームパンク系の衣装を着て、アサヒおばちゃんの魅力的な姿の話になった。


「アサヒおばちゃんって、今、何歳くらいなの?」


「あら、四十歳くらいよ」


「怪盗だった、って本当ですか?」とロイディ。


「違う、違う、怪盗花猫じゃなくて、私花猫三世、って言うビジネスネームがあったの」


「花猫様っ?」とカメラマン。


 アサヒおばちゃんは、ミヤビ・ロクウィルの元用心棒。


 その前から、用心棒として「剣と寝た女」とか「鬼姫神」の異名を持つ伝説のひと。


 カメラマンはえらく感動して、記念撮影分の現像をすぐにくれた。


 アサヒおばちゃんはサインを求められ、少し苦笑していた。



 ピーナはワイシャツにコルセット風ベルト、ボリュームのあるスカートにブーツ姿。


 アカツキ君は黒のスーツに、飾りのついたネクタイやゴーグル帽が特徴的。


 ロイディは緑色のヴェルベットスーツに、精緻な細工がされたモノクル。


 アサヒおばちゃんは、身体の線が出るフリルとベルトをあしらった黒いドレス姿だ。



 僕はブラウスに、海老茶色のリボンとズボンで、シンプルだな、と思った。


 雰囲気作りに玩具の時計蜘蛛を飾ったシルクハットを渡されて納得。


 結局のところ、本当にお金をもらってもいいのか悩むくらい楽しい撮影になった。


 ビワちゃんも誘ったけど、都合で来れなかった・・・それは残念。

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