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魔法使いの幻想日記  作者: セツカ・ロクウィル
18/88

食用本エディ


 ◇朝ごはんメニュー◇


 *二種類のグレープフルーツ(切ってむいたやつ) 


 *オレンジクリームサンドビスケット


 *お砂糖を先に入れたアールグレイミルクティー



 調べものをしようと思って図書館におもむくと、ビワちゃんと遭遇。


 ビワちゃんが自分から会話を求めてくれて、


 読書感想文が表彰された特典で『食用本エディ』を手に入れた話で盛り上がった。


 食用本エディのエディは通称で、エディブルから来たとされる食べれる本だ。


 ビワちゃんは前にも読書感想文で表彰されて、食用本を他に持っているらしい。


 その本に書き込んだ内容が食べると身体に浸透するといううわさあり。


 専用のインクがあって、それで書かないと食べたらお腹痛くなるという逸話あり。


 ビワちゃんは魔法が少し使えて、鍵魔法でノートの類はブロックしてあるらしい。


 少しむずかしいかもしれないが、声紋認証とかのことだ。



「美味しいのかな?」


 ビワちゃんが笑い出す。


「君、可愛い」


 と、ビワちゃんが少し喋った。


「ビワちゃん喋ってるっ」


「はぁ・・・少しだけだったら、喋りたいと思ったです」


「声、可愛い」


「君もだよ」


 僕は負けじと紙に文字を書いて、それをビワちゃんに渡した。


 筆談「今、何してる?」


 今度こそビワちゃんは声をあらわして笑ってくれた。


 嬉しい日だ。

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