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魔法使いの幻想日記  作者: セツカ・ロクウィル
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ビワちゃんのクッキー


 アカツキは父方の親戚だ。


 彼から聴くに、普通のお金持ち小学校に通っていたそうだ。


 そこに、「魔法って本当にあるの?」という意見から


 わがままにも魔法学院に『魔法水』を注文、


 『試作魔法水』が届き、理科の実験中にその水をアカツキにかけた。


 そして多少の時間をかけてだが急速気味にアカツキは二十歳の体になった。



「成長期なのでは?」


「魔法なんて本当にあるなんて思わなかったから、許せよ」


「お前の父親は魔法使いだったんだろ?魔法学院に行けよ」


「異常成長ってやつで、試作魔法水は関係ないんじゃないのか」



 ふざけて魔法水をアカツキにかけたグループの言い分だ。


 そしてその事件的騒動は、お金持ち学校特有の特技で隠蔽されたらしい。



「なにかあったらメディアとかに取り上げられて面白そうじゃん?」



 犯人とも呼べるその発言については、慰謝料が発生し、アカツキは転校して来た。


 その隠蔽のための大金はアカツキの母ことおばちゃんのアサヒさんが管理。


 家からの護衛と世話役として、何人かのメイドと近くに引っ越してきた。


 アサヒさんは、アカツキが本当にミヤビ・ロクウィルの子供なのか疑われた。


 もしかしたら肩身のせまい想いをしたのかもしれない。


 僕は僕で色々あって、当時のことはまだよく分からない。


 時々アカツキとは親戚の集まりとかで再会して、遊んでいた仲。


 アカツキが甘えてくると、なんだか弟ができたみたいで嬉しかったことを


 図書館で待ち合わせしたビワちゃんに話して、ビワちゃんは真剣に聞いてくれた。



 ◇ビワちゃんからのプレゼント◇


 *オーツ麦のチョコチップクッキー

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