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魔法使いの幻想日記  作者: セツカ・ロクウィル
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街中にダイブ


 「クラゲ」の飛行遊びができる地区で、さっそくコム。


 ウィーザードボードのプレイなどを、ざっくり「コム」と言う。


 魔法石の指輪『蔵之介』から、「クラゲ」を出現させて、乗る。


 意識を集中させると、ふよふよと「クラゲ」が浮遊しはじめる。


 今回はコムをレッドに実況中継をさせてみる試み。


 

 まず、飛翔、そしてゆっくり回転して「よし」と具合をたしかめたら、コム開始。


 災害跡地がそのままで崩れた建物なんかもある地区だが、高速で駆け抜ける。


 植物が壁を這っていたりするのが目測、緑色として見える。


 右横に旋回して、斜めの低体勢で渦巻きのように回転ロールすると風が起きる。


 と思ったら、体勢を持ち直し直進、ビルの壁肌にそって上に飛んでみて、身体は垂直。


 途中でその壁を蹴るようにうしろに回転ターンして、空中に着地して方向転換。


 そのまま速度を上げ、小ぶりな橋の目の前でこれくらいにしようと思った。


 勢いよく「クラゲ」から足を放して回転ジャンプして、少し進んだ「クラゲ」に着地。


 橋を横断に成功して満足、小回転をして気を落ち着けながら細く息を吐く。



 もう誰も住んでいないはずの地区に、真新しい服が干されていた。


 それから、何度か屋上あたりにいる人たちに目撃された。


「失ったはずの街で君がコムれば、きっと街も喜んでくれるだろう」


 この地区を教えてくれたロイディの言葉を思い出す。



 帰路は飛行が禁止されてる場所だから、モノレールを使う。


 最寄りのモノレールの駅は、アンティークシャトルな城の外観。


 二層式の二段目に城駅から橋が渡されていて道路と新しい街。


 モノレールの柱辺りがある場所は、ほどんど人が住んでいないことになっている。

 


 こんなこと書いたら、住んでる場所が特定されちゃうかも。


 書いていいのか、今度ロイディに聞いてみよう、っと。

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