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☆4話 好き☆理沙side

朝起きた時、私は決めていた。


私はこれ以上達也の姿をした別の人とは一緒に暮らせない。


このままだと私が壊れてしまう。


だから…


達也に、出ていってもらおう…


多分達也もそうしたいと思っている。


全然知らない重い女と一緒に暮らしていてもしんどいだけだから。


「あ、立川!おはよー!」


後ろで達也の声がした。


私は達也の方を向きもせずに言う。


「達也、私が今日大学から帰ってくるまでにこの家を出ていって」


「はっ?」


達也がきょとんとした声で言う。


「だから、この家を出ていってって言ってるのよ!!!」


私は振り返って大声で言った。


達也は一瞬驚きの表情を見せたあと、怪訝な顔をした。


「なんで??はじめに自分の家にきてもいいって言ったのは自分だろ?」


「でも、もうダメなの。だってあなたは達也じゃないもの。…私、耐えられないの!あなただって私といても疲れるだけでしょ!?」


私は思っていることを声に出して言った。


達也の返事は聞きたくない。


そう思ってカバンをつかんでドアノブに手をかけた。


達也は止めてくれると思った。


けど、達也は何も言おうとはしない。


…やっぱり、もう元の達也はいないんだね…


涙が頬を伝う。


そして達也の方をふりかえった。


「さようなら。達也…」


そしてドアをあける。


もう二度と、達也と会うことはないだろうな。


そう思ったとき、


「理沙!」


急に名前を呼ばれて手首をつかまれた。


びっくりしてふりかえる。


「達也…??」


今…理沙って…


達也は自分の行動に驚いたような顔をしていた。


「あれ?オレ…」


もしかしたら達也は私のことを思い出しかけているのかもしれない…


そう思うとたまらなくなって私は達也の肩をつかんで揺さぶった。


「達也、達也!思い出して!!私達、約束したでしょ!?必ずまた会おうって!」


「約…束…??…っつ!!」


達也はそうつぶやくと急に苦しそうに額を押さえた。


そしてその場にしゃがみこむ。


私は驚いて達也のそばにしゃがみこんだ。


ど、どうしよ…


私のせいで達也が大変なことになってるかもしれない…!!


「達也!大丈夫!?」


達也は返事をせず、ただ苦しそうに額を押さえつけている。


とりあえず救急車呼んだ方がいいかも…!


そう思って立ち上がろうとしたとき、


急にふわりと何かが私の体をつつんだ。


「理沙…」


耳元で愛しい声がした。


懐かしい、愛おしく私の名前を呼ぶ声。


「オレ、ちゃんと約束守れたよな??」


それはまぎれもない、私の大好きな人の声だった。


「…帰ってくるの、遅すぎだよ…バカ…!」


涙でうまく言葉がでない。


でもうれしくてうれしくて仕方がなかった。


やっと本当の達也が帰ってきてくれたんだ。


私は達也の背中に手をまわした。


「ほんまに…おそなってごめんな?」


達也の瞳が私の瞳をのぞきこむ。


「…キスしてくれたら許してあげる」


達也は少し驚いたように頬を染めてはにかんだ。


「ったく、しゃーないなぁ…」


私はそっと目を閉じた。


そして達也の唇が私のそれに触れる。


幸せすぎて、胸がいっぱいになった。


あぁ…きっと私はこれから先もずっと、


ずっとずっと達也のことが大好きなんだろうな。


そう思った。

本当に適当におわらせてしまいました…

期待してくれていた皆さん、(いないと思いますが…)本当にごめんなさいorz

今思えば理沙って結構わがままですよね;

そしてこの作品、1から読みなおしてみると結構ばからしくて恥ずかしい;

あ、あと達也sideも残っているので一応目を通してやってください<m(__)m>

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