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★1話 知らない世界★達也side

※理解できない文章あり!

目が覚めたら、そこは真っ白な部屋の中だった。


ここは…どこ…??


「あっ!目が覚めたみたいだぞ!」


「ほんとだ!斎藤くん!」


全然知らない奴らが、オレを見て笑顔を浮かべていた。


こいつらは…


誰??


「大丈夫か?事故にあったって聞いてだいぶ心配したんだぜ??」


男の方がへへっと笑った。


「もうすぐ理沙も来るからね!」


女の方がはげますようににっこりとした。


…事故??


…理沙??


何のことかがさっぱりわからない。


オレに話しかけてるやつらをいくらじっくり見て見ても、やっぱりオレの全然知らない人物だった。


「その…おまえら…誰??」


ためらいがちに口を開いて見た。


男と女が同時に目を見開くのがわかった。


「えっ…??何言ってんだよ!しばらく会ってなくて忘れちまったってか!?オレだよ!吉沢だよ!」


男の方が何ごともなかったかのように笑った。


「ほら!私、三浦美香だよ??忘れちゃった??」


女の方は悲しそうにほほえんだ。


吉沢…??


三浦…??


聞いたこともない名前。


えっ…??


オレの知り合い??


いや…


そのまえに…


ズキッ!


頭に一番肝心の疑問が浮かぼうとしたとき、頭に鋭い痛みが走った。


「っつ!!」


脳がオレに眠れと信号をだしている。


オレはそれに従って、眠りこんでしまった。


瞳を閉じる前、知らない男女の蒼白した顔がちらりと目にはいった。





さわがしい声が耳に入ってきた。


うるさいなぁ…


そう思って、重い瞼をゆっくりとひらく。


すぐ目の前に、知らない女の顔があった。


「達也!!」


そいつはオレが目を覚ましたのを確認すると、安心したように笑顔を見せて言った。


こいつは??


「おまえ…誰??」


「えっ…??」


さっきと同じように女に訪ねてみると、そいつは顔を蒼白させて固まった。


その様子を見て、初めに見た女が小さな声でオレのまえの女に何かを言った。


「きお…く、そうしつ…??」


オレのまえの女がとぎれがちに言う。


しばらく固まると、狂ったようにオレの肩をつかんで揺さぶった。


「うそ!うそだよね!?ほんとは私のこと覚えてるんでしょ!?」


「…??」


女は急に笑いだした。


「そうだ!みんなで私を騙そうとしてるんでしょ!?バカだなぁ〜!そんなのひっかかるわけないじゃん!!」

何??


この女…


頭がおかしいのか??


それより…


今、オレは危ないのかもしれない。


オレは今、誘拐か何かをされてこんなところにいるんじゃないのか??


だってオレはオレのまわりにいるやつらなんて、全然知らない。


たしか…


この女、さっき『きおくそうしつ』とかつぶやいてたよな??


そうか。


分かった。


最初にきた男女は、オレ自身に本当に記憶喪失になったと思い込ませるように演技しにきたんだ。


そして、この女は頭がおかしくなった人間でオレのことを別のやつと勘違いしてる。


なるほど。


そう言うことか。


なら、なんとかしてここから逃げだすとして…


「ねぇ、達也!覚えてるよね!?覚えてるんでしょ!?」


女がオレに向かって必至の形相で問いかけてきた。


とりあえず、記憶喪失になったと思い込んでいる演技をしておこう。


「…悪いけど、全然覚えてない。」


女はオレの言葉を聞きとると、目に涙をためた。


「達也ぁ…!!」


そしてたまらないとでもいうような声で、誰かの名前を呼んだ。


…多分、達也っていうやつが、この女の前の彼氏やったとかそんな感じなんだろうな。


ぼんやりと考えているうちに、最初の男女2人が外にでて、病室にはオレと女の2人きりになった。


女はオレのベッドの隣に座ってうつむいている。


なんだかこの、頭のおかしくなった女が気の毒になってきて、話しかけてみることにした。


「おまえ…オレの知り合い??」


女は顔をあげると、ほんの小さな微笑みを口元に浮かべていった。


「…うん。私、達也の彼女だったんだよ??」


「彼女…??おまえが…??」


オレが問いかけると、女はこくりとうなずいた。


やっぱりな…


この女はオレが他の誰かだと勘違いしているんだ。


けど、あの男女はなぜ、この女の相手にオレを選んだんだ??


オレがこの女の元彼に似てたとかか??


考えを巡らせていた時、


ふと、さっき浮かぼうとしていた疑問が頭に浮かんだ。


…あれ??


そう言えば…


信じられないほど、簡単で、けどオレにはわからない疑問。


オレは…


誰??



やっと、オレが本当に記憶喪失になっていたということを理解した。


そして同時に気がついてしまった。


今オレは、何もかもが、自分自身さえもが分からない世界にほうりこまれたんだ。

はい…

意味が理解できません…

記憶喪失で達也side書くのって難しい…

というかどんな想像してるんだよ!って感じです;

達也の想像だと吉沢と美香が完全な悪者で理沙が気が狂った人ということに…

かわいそうです;

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