登場人物
双子の国サイド
・黒の王子 オベラディオ
双子の兄。傲慢で不遜な男。幼少の頃に起きた事件により生涯傷を負う事になった弟に対して負い目を感じている。初めて触れる物事にも順応するのが早い天才型。
・灰の王子 イヴェニル
双子の弟。あまり口を開かない物静かな男。兄に対して思いが過ぎる。暗殺、諜報等影で動けるように鍛練している。全ては兄と国の為に。
・国王 アラダゥイ
王妃の妊娠中に若い愛妾に入れあげ、国政を乱し双子の王子のどちらにも父とも王とも尊敬されていない愚王。イヴェニルの事件で噂が噂を呼び尾ヒレがついて出回って流石に目が覚めて漸く腰を上げて国の為にと動き出すに至った。それから本人は改心したと思っているみたいだが双子の王子と王妃の視線は冷ややか。
・王妃 エストピャーナ
若き頃、薔薇姫と詠われた美貌の女性で隣国から嫁いできた。政略結婚であるが相思相愛だと思っていたアラダゥイが自身の妊娠中に鹿狩りに出た先で見つけてきた子爵家の令嬢を愛妾にし、しかも出産間近、出産後もイチャイチャとしてた為に大激怒。あの手この手で愛妾を孕ませないようにと画策し功を奏したものの、その凄まじい様子に更に王がビビって遠のいた。イヴェニルの事件後、我にかえった王が彼女の元に帰るが遅すぎだと怒りつつ今日まで何とか双子を生かすために奔走している。
・愛妾 ミランダ
国王が自身のいる領地に鹿狩りに来ると噂で知って仕掛けに行き見事獲物を勝ち取った兵。子爵家の末娘で国王との年の差は十二歳。野山の虫など気にも止めずに国王が手薄になるのを見計らい、更には自分が如何に美しく見えるかを計算しながらまだ水も冷たい春の湖で水浴びをして誘惑した。愛妾の座を勝ち取り、贅沢三昧を数年した後王城を追われるもそれなりに地位のある家に下賜され、そこそこ裕福に幸せに暮らす。
銀の国サイド
・銀の王子 ジルクハード
銀の剣鬼。剣で名の知れたシスコンお兄ちゃん。幼い頃拐われ傷付けられた妹を何より思い、馬鹿げた替え玉作戦を苦肉の策で決行した。普段は冷静沈着だが妹が関わると冷静になれない。
・銀の王女 ルシーナ
幼い頃拐われ傷物となった王女。その忌まわしき過去から剣や弓を習い今や弓乙女とも名高い。過保護な兄に若干辟易している。男が苦手。クールビューティーだが気性が荒くなかなかに喧嘩っぱやい。項に奴隷の烙印が残る。隠すために髪を長く長く伸ばしている。
・大臣(国王代理、侯爵家当主) グアルディー
王弟。銀の王子、王女らの伯父にあたる。国王夫妻が不慮の事故で亡くなった為、正当継承者であるジルクハードが王位を継ぐ年齢になるまで代理を勤める。笑顔が眩しい、ご夫人方にモテそうな色男。狸親父とはイヴェニルの印象。