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トカゲを震撼させたい

いつからだろうか、自分が最強であると気づいたのは。

何を持って最強とするかなんて、つまらないことを論争する輩がこの世には多くいるが、そんなものは考えるまでもない、そう例えばこの世界で最も有名な英雄譚である『勇者』と『魔王』の戦い、これは何千年も前の話だというが彼等の戦いは『勇者』が仲間の力を借り、紙一重で『魔王』を討伐したと語られている。その結果だけを捉え、『勇者』が最強であるというものもいれば一騎討ちでは『魔王』が勝っていたため最強は『魔王』だというものもいる。しかしだよ、紙一重なんだよ?それって『最強』を背負うにはどちらも弱すぎないかな?パッと想像して頭に浮かぶ『最強』はすべての勝利が紙一重であったり苦しい勝利ではあってはいけないんだよ。


つまり長々と申し訳なかったけど、何が言いたいって俺が『最強』ってこと


「な?わかるだろ、我が忠実なる僕サイトウよ」

「は?何だよ急に!てかシモベじゃねえよ!俺は!!!てかお前も戦えよ!こいつら数ばっか多くてめんどくさいんだよ!」

「はぁ、嫌だよ、わからないかなあ君には『最強』であるこの俺が何でこんな貧弱なトカゲどもと遊んでやらねばならんのだい?あと君はシモベだよ、いや奴隷、ペット何でもいいよ」

全く、黒髪が珍しいからと思って奴隷市で一昨日購入したペット君はそこそこ戦えるようになったが、礼儀というものを弁えていないようだね。

「ぐっ!わかってるよ!あぁもうじゃあ戦わなくていいから話しかけてくんな!気が散るだろうが!!後、一気に終わらせるからな!『異能』使うぞ!」

「あぁもう好きにしたまえ」

ペット君の『異能』は中々面白いからね、

あぁちなみに『異能』っていうのは魔法とは違い魔力を一切使わず魔力以外のリソースで異常現象を引き起こす能力のことで、リソースは能力によって異なるよ。彼のリソースは確か体力だったかな?

「おい、終わったぞ」

そんなことを考えている間にお遊びが終わったようだ。

「やっと終わったかい、よしよししてあげようか?坊や?」

「やったらテメェの腕打ちぎってやるからな、詐欺師が」

「おやおや、随分反抗的だね。そんなところもペット感が出てて可愛いよ、よしよし」

「だーかーらー頭撫でんじゃねえよ!マジで不快だから!!!!そうゆうのは他のやつにやってやれよ!」

「ん?あの子たちにももちろんスキンシップは取っているさ、俺は飼い主の鏡だからね」

「あ、さいですか」


 そんな軽口を叩いて帰路に着く彼等のいた場所には夥しい量のワイバーンだったものの肉片や血で塗れていたが、一箇所だけまるで何もなかったかのように綺麗な草原が広がっていた。





難しいですね

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