チュートリアル8
肉を食べたら、デザートだよね。でも、さすがに無理かな。と思ったら、イチジクがなっていた。
「イチジク美味い、種がとくに美味い。」
なんか、めっちゃかしこくなったような気がした。かしこさの種と命名したい気分である。アンパンのケシの実も美味しいけど、イチジクの種も美味いな。転生前にインターネットで一通りチラ見した記憶でさえ、しっかりと思い出せそうな気分である。
イチジクの果肉を食べていたら乾き物を食べたくなってきた。水分もあるし、ぬるっとしてるしね。あたりを見渡していたら、またもやナッツを発見した。
「私を転生させた神様はナッツ好きなのか。それともナッツ好きの私のためになのだろうか。とりあえずは、感謝感謝である。」
しかも、私的には比較的レアなピーカンナッツであった。まぁ、場所によれば珍しくもない場所もあるだろう。売れれば、作るなど経済的なこともあるだろうしね。しかし、このピーカンナッツを食べながら製作活動をしていたら、どんどん効率的になっていった。なんか、きようさの種と命名したくなってきた。
いけない、ぷちレアなナッツに出会ったことで、私の中のナッツ熱に火がついてしまった。
「おぉ、あそこに見えるはカシューナッツ様ではないか。」
カシューナッツは、ナッツ類のなかでもとりわけ大好きである。一番といえないのは、やはりナッツそれぞれに、良いところがあるからである。栄養価もそれぞれ、特徴があるしね。
カシューナッツは、できかたが面白い。一つの果肉から、一つしかできない。そう考えれば、贅沢な食べ物である。まぁ、果肉が食べられるから捨てられていたこともあったとかなかったとか。捨てられていたといえば、昔の日本でも大トロが捨てられていた時代もある。果肉でいえば、コーヒーなんかも種は使われているのに、果肉を活用しているかといったらぱっとしない気がする。
カシューナッツのできかたは、果肉の下についてできている。パイナップルの逆バージョンに感じるのは私だけだろうか。パイナップルは、そのできかたから縁起物とされているので、そう思ったら不吉に思えるので損な気分である。まぁ、素材のできかたなんて知らない人は多い。
しかし、料理をするうえでは素材のでき方を知っている方が得であると思う。若い人の中には、海の中で刺身が泳いでいると思っていたり、魚に骨がないと思っている人もいると聞いたことがあるので、悲しい気持ちになってくる。ナッツ類も大抵、割ったりしなきゃならないしね。
あ、ついでに攻撃力あがったきがする、狩でパンチしてみたら威力が上がっていた。攻撃力の種だったのかな、まさか防御の種のわけないよね。HAHAHA。
ナッツばかり食べていたけど、意表をついた物があった。
「あ、あ、あ、あれはトウモロコシじゃないのか。」
そう思って収穫してみたら、デッカ、大きい、ビックだ。世の中なんでも、でかけりゃいいってもんではない。しかし、でかいことはいいことでもある。食べ物の大きい物って大味のイメージがあるが、これはそうではないみたいである。火を通して食べてみたら、そこそこいけた。くしゃみをしたら、その反動で体から魔力みたいなものがでて、少し強い風が舞い上がった。ここに、スカート女子でもいればよかったのに。