完結編
どんなにあがいても もう元へは戻らない。
どんどん離れていく彼女。
女性は一度決断したら固いですよね。
それに比べて私は未練たらたら。
かと言って彼女を強引に奪いにいく力もなし。
情けないですが、寂しさを紛らわす荒れた日々が続きました。
後になって分かった話しですが、
彼女が私に別れを告げてしばらくして、彼女は意を決して家を飛び出し、私の所へ来たそうです。
でも私は飲み歩いてたため家にはおらず、そんな彼女を迎え入れてあげることができなかった。
どんな気持ちで飛び出してきたのか・・・思うだけで涙が溢れた。
結局は彼女の真意を分かってあげられず、信じてあげることもできなかったことを悔やんだ。
自分の心の小ささを恥じた。
だけどその時の自分は一杯一杯でした。
25歳にして経験したこの恋愛は、終わってからたくさんのことを学べたと気付いた恋愛でもありました。
自分中心では女性を幸せにできない。
家庭の中にいる人を愛するということは、その人だけを愛すればいいというのではない。
一つ成長することのできた恋愛。
そう思えば彼女に感謝ですね。
数年後、彼女と会う機会がありました。
私と別れてからは、育児に専念し、ご主人とも何事も無かったかのようになんとか上手くやってる様子。
当時あんなにぴたりと合ってた二人だけど、もうお互い全然違う波長になってると感じました。
ただ、なんとも言えないあの柔らかな香りだけは変わっていなかった。
懐かしさとともに、心の中で本当の意味で彼女に別れを告げました。
*完