02.召喚決行
お楽しみください
「陛下!成功しました!二人の戦士を喚ぶ事に成功しました!」
「でかしたぞ!これでやつら魔族を根絶やしにできる。召喚士の諸君、よくやってくれた。ゆっくり休んでくれ。」
目を開けると、どこかの広場に立っていた。横には隣華もいる。回りを見るとさっきと違う風景。しかも中世ヨーロッパ風の建物。着ている服は同じ。この結果から推測されることは..
「異世界転生、か。」
「知らないわよ。私だって目を開けたらここにいたんだもん。それよりあれ見てよ。」
隣華が指差した方を見ると、とても大きい宮殿が建っていた。
「お待ちしておりました、戦士殿。」
後ろから声がしたので振り返ると、身なりのいい老人がいた。
「私は人間国125代国王 ウィルネス·ハーネルと申します。以後お見知り置きを。」
「人間国国王!?と言うことはここ日本じゃないんですか?」
「はい。ここは人間族の住む人間国の王都です。こちらの都合で勝手にあなた方お二人をこちらに強制的に連れてきました。」
(ああ~。ラノベお馴染みのあれか~)
「何か大変な事でもありましたか?今の状況から察するに、僕たちは召喚された、ということですね。その理由を教えていただけませんか?」
「はい。まずこの世界について説明します。」
続く..。