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01.プロローグ
物語はここから始まる
俺は黒野 刃。公立高校2年、16歳だ。今日も、いつも通り学校へ行き、部活をして帰路についている。
校門まで行くと、一人の女の人が立っている。
「もう!遅すぎ!いつまで待たせんのよ!」
コイツは俺の幼馴染みの城山 隣華。同じ高校に通っている。家が近いため毎日一緒に登下校しているが、俺が部活で遅れたりしてもなんやかんや言いながら待ってくれるいい奴だ。
いつも通り、学校のことやテストのことなど、いろんな話をして帰る。今日もそうするとつもりだった。しかしそれは叶わぬ願い。下から出てきた光に俺たちは飲み込まれた。
続く....。