突然の人物紹介コーナーその13
えー、職場の人と食事に行って、人間関係の相談に乗っていたら時間が無くなって本編を書く余裕がなくなったんです。
――信じてください!
リスディア・ベルパルク
髪型:ウェーブのかかったボブカット
髪色:紫
紹介
今無き大陸北方の小国“テクスア”で大貴族の娘として生まれた幼女、12歳。
絵に描いた様な高慢ワガママ娘。だが、実際はかなりのヘタレ。
父親がテクスアを売ってコルヴェイ王に取り入った為に、彼女自身も祝福を生かして元テクスア軍と傭兵で構成された部隊を任された。
――が、リスディアは実の父を既に見限っており、マーリィに毒殺させている(※)。
また、実の姉妹の様に仲が良かったテクスア王女・アシャリィ姫を奴隷として手元に置き、彼女を絶望に追い込んだ。
この件は『大好きな姉を独占したい』と言う想いが、間違った形で現れてしまったとされている。
それらの事から解る様に、歳相応の純粋さと共に残酷さを無意識の内に混同させてしまっているので、その価値観故に周囲からの印象は良くない。
しかしながら、親衛隊=侍女達の面々から慕われている所を見ると、彼女にも人を惹き付ける良さがある様だ。
※これは自己保身に走った父親がテクスアを裏切ったのと同じく、いつ掌を返すか解らない肉親を殺す事でコルヴェイ王への忠誠を示し、その庇護を受け様とした結果。
悠理達に負けて以降はあっさりと掌を返してコルヴェイ軍を離脱、彼等の戦力として行動を共にする事になる。
レーレに散々忠告されているにも関わらず、未だに報復の機会を狙っているが、殆どがマーリィに任せっきり。
自身は悠理を篭絡しようと接近するも、大抵は一緒に夢中になって遊んでおしまいになっている(※)。
――――余談ではあるが、彼女の性格については父親の狡賢い部分を見て育ってしまったが故の影響で、自身も上手く立ち回れなかったら、父に騙された連中と同じ末路を辿る――と、そう思い込んでいる。
だからワガママで、他者を傷付け、無理矢理従わせ、奴隷として使う事に微塵も抵抗が無い性格になってしまった。そのくせ、自分が傷付く事を何より恐れている――――と言う、臆病さを心の奥深くに抱えている。
※旅の途中の休憩時間などの出来事。
能力
“唯我独尊で唯一無二”
言葉や文章、特定の紋様や刻印等のあらゆるモノを媒体として契約を結び、相手を従える能力。
大抵は特定の方法で複雑な条件が必要となるが、彼女の場合はそこの辺りの条件が非常に緩い。
効果の程は絶大で、逆らった場合は最悪死に至る。契約違反を行っていないか対象を見守る精霊も大抵が高位精霊だったりする所を見ると、能力としてのランクはかなり高いと思われる。
初期設定
リシティアと言う名前の少女で金髪ツインテ貧乳ロリの14歳。
悠理達が最初に訪れた街を支配していて、奴隷達を強制労働させていた元凶。
実は“祝福喪失者”で、元々は奴隷だった。しかも、奴隷達の間でも最も低い地位に居た為に、同じ境遇の仲間ですらも彼女に危害を加える事があった。
そんな時、コルヴェイ王からの誘いによって力を得て、支配する側へとまわる。
それからは再び支配され、二度と惨めな思いを受け無いように強者で居続ける事を望む。
しかし、街に現れた悠理と戦い敗北。彼が解放した奴隷達の報復を受けそうになるが、悠理によって庇われ、“ペット”――所有物となる。
以降は猫耳猫尻尾を与えられ、ひたすらご主人様に甘やかされる存在と成り果ててしまい悠理に依存する様に。
――この時はヒロインの一人だったが、ファルールが生まれた結果として座を追いやれた作中一の不遇キャラ。
今回は初期設定時はヒロインだったのに、ファルールが原因でリストラされたリスディアちゃんの紹介でした。
土日こそは本編更新しますよっと!