突然の人物紹介コーナーその5
最近、本編の進みが悪くて申し訳ない……。
どうも気分が乗らず……。
とりあえずは人物紹介でお茶を濁させて頂きます。
今回はファルさんですが、なんと衝撃の事実発覚!
ファルール・クレンティア(その1)
髪型:後頭部で纏めている
髪色:銀髪
紹介
北方の亡国テクスアの王族親衛隊、白風騎士団団長の23歳。
スルハの街で悠理達の前に立ちはだかったのは記憶に新しい。
母国テクスア滅亡の際に全てを失って、コルヴェイ王の圧倒的な力を目の当たりにし軍門へ下る。
その後は国を売ったベルパルク家の娘であるリスディアの指揮下に入り、特に制限をかけられる事無く自由行動の許可を与えられる。
――――が、彼女の元テクスア第一王女アシャリィ姫に対する仕打ちに我慢の限界を迎え、姫とリスディアに不信感を抱いたベルパルク家の侍女数名を大陸東方“トコヨ地方”へと逃がした。
しかし、そのことがリスディアの怒りを買って騎士団諸共、彼女の祝福によって契約させられ、以降は完全な道具扱いをされる日々を送る。
テクスア一の剣術使いとして名を馳せていたが、現在はコルヴェイ王によって祝福を奪われ、当時よりも力は劣る――が、失った祝福の穴埋めに宝剣アウクリッドを授けられており、その戦闘力は第一線で十分に活躍できるもの。
しかし、アウクリッドは持ち主の精神を蝕み、負の感情を増幅させそこから力を得るという禍々しいものであった。
悠理の力によって汚染された精神は元通り、また彼の中にコルヴェイ王打倒の光を見て、それ以来個人的に忠誠を誓っている。
騎士として立派な教養を受けており、何処に出ても恥ずかしくない礼儀正しさを持つ。
またその姿からは想像しにくいが、騎士道精神以外にも純粋な乙女心を持ち合わせている。
勇気を持って悠理に『身も心も捧げる』とまで言ったのにあっさり断られて泣きそうになったり、自ら進んでレーレと恋愛話に興じたりしていることからもそれは明らか。
尚、悠理のことは“ミスター”と呼んでいるが、これは未だにスルハの住人も含めた全員へ本名を名乗っていない為である(※)。
※これはスルハに着いて早々に大暴れし、当初の“悠理の存在を隠す”と言う方針が実行出来なくなったので、せめて本名だけでも隠して後々行動しやすくする為の案。
能力
“魂に眠る英雄”
コルヴェイ王によって奪われてしまったファルールの祝福。
対象の魂に眠る力を一時的に解放して潜在能力の底上げを行う強化系。
身体能力のみならず、祝福自体もその効力が強化される。
この力は広範囲に発動可能で、これによって白風騎士団は北方では常勝無敗を誇っていた。
――コルヴェイ王が攻め入るまでの話、ではあるが。
初期設定
――――――――――――無し!
実は書いている途中で突然生まれたキャラクター。
元々、彼女が出てくるシーンはリスディアとエミリーが登場するハズだった。
――――が、いきなりエミリーと戦わせるのは早いかな……との判断により(※)、急遽噛ませ犬的なクッションを入れる事に……。
そうして生まれたのが、このファルさんである。
ちなみに、彼女と白風騎士団が生まれなかったら、グレフ、鎧三兄弟、モブアーマー達――と言うかスルハと言う工房街そのものが生まれなかった。
その為、この作品にかなり重要な意味と変化をもたらしたキャラと言える。
※エミリーとの戦いによって悠理が進化する話は当初から決まっていた為。最初の街でいきなりそこまでやっちゃうのはどうだろう?、と考えた結果。
そろそろ紹介する人物も少なくなって来たので、早いところ本調子に戻さなくちゃ。