前へ目次 次へ 4186/4252 ユーリと深緑6《深夜勤務マン・暫定》 ――“新しい並行世界”。 度々出て来るこの不思議な言葉。正確には“廣瀬悠理が新たに存在する並行世界”、である。 それがどの様な意味を持つかは――――“廣瀬悠理の物語”で語られるべき事だろう。 ――兎にも角、ユーリ・ヒロセと言う存在は有り得るハズがなかった言うのは確かだ。 なのに生まれた。なのに存在している。これもまた矛盾……なのかも知れない。だからこそ、彼は廣瀬悠理と同じでありながらも、似て非なる存在になりつつある――のだろう。