前へ目次 次へ 4182/4258 ユーリと深緑2《深夜勤務マン2・暫定》 回転するままに身を任せながらユーリは考えていた。 ミカドのこと、彼が居た世界の事……。どうしてあそこだったか? あそこじゃなければいけなかったのか? ――恐らくはミカドが居たからだろう。加えて、彼が“生命神秘の気”を扱えるに足る存在であった事も大きい。 ユーリが何かに導かれているとしたら、それは神でも更に大きな存在でもなく……この“生命神秘の気”なのだ。産み出された世界、そこに住まう生命を進化させる為の自然的なエネルギー……。