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“深緑”と“虹”4《爆睡マン・暫定》
「ああ、ペット共は気にするな。珍客は我が客だからな。手を出そうものなら……」
ミカドがペットと呼ぶサイズのおかしいモンスター達は彼の視線一つで蜘蛛の子を散らす様に逃げて行った。ユーリはその光景を見て少し震えた。モンスター達に放たれた圧の余波を受けたから……ではない。
逃げていくモンスターの数が二体以上……。最初に視認した三つ首の大型犬(?)とドラゴン以外のモンスターをユーリが察知できなかったからだ。
中には女性の上半身を持つ蜘蛛……所謂、アラクネ。同じく女性の姿を持つ植物型、アルラウネ。木に擬態したトレント――上げればきりはないが、多くのモンスター達をユーリは察知できなかった。




