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“深緑”と“虹”《深夜勤務マン2・暫定》
「安心しろ。我も敵対する気はない」
言いつつミカドは背を向けた。自らの言葉を証明する様して。
「付いてこい。話は歩きながらでも出来る」
言うが早いか、彼は既に歩き始めている。ユーリは釈然としない気持ちを抱きつつ、その後ろに従った。選択肢が他にないし、ゼ・ハの言葉を信用するのであれば、ミカドはほぼ敵対する事のない相手。
――ましてや実力差はハッキリしているのだ。悔しいと思う位には。
故に、少なくとも心の奥底では警戒しつつも今は従う。




