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到着、そして4《眠眠マン・暫定》
「そう警戒するな珍客。さっきも言ったが、我は空間の揺らぎを感じて調査しに来ただけだ。敵意もなければ悪意もない」
『それに……』と付け加えて、ミカドは身体から何か、圧の様なモノが噴き出た。まるで嵐か、噴火した火山の様な勢いで。
「――ッ!?」
慌ててユーリが両腕に“見えざる外装”を展開し、顔の前でクロスさせた。噴き出した見えない圧が両腕にぶち当たって――彼の身体が吹き飛ぶ。放り投げた紙屑の様に。受け止めた衝撃たるや、暴走トラックが直撃したそれと何ら変わらない印象を受けた。
――攻撃ですらない。ただの圧だけで、だ。




