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到着、そして3《爆睡マン・暫定》
「アンタが……“深緑のミカド”か?」
圧倒的強者を前にした時の心地悪い緊張感を浮かべながら、それでも一矢報いる覚悟でいつでも戦闘態勢へ移行できる様にユーリは身構えた。
対して男――“深緑のミカド”はユーリの緊張を察していそうながらも、一つ首を傾げた。
「ふむ? 確かに我は“ミカド”だが……。そんな風に名を呼ばれるのは初めてだ」
『悪くないな』と腕組みをしながら頷く彼にユーリはやはり警戒態勢を維持し続ける。今、彼の脳内にはひっきりなしの警告音がなっていた。勿論、それは唯の例えであるけども……気を抜いた瞬間に縊り殺される程の実力がある事もまた事実である。




