4001/4023
そして虹は彼方へと伸びていく5《お出掛けマン・暫定》
「じゃあ、またな」
『…………』
ユーリは特に意識した風もなく、普通の挨拶を彼女にした。『またいつか』は必ず来る――とまでは彼は思っていない。けれども、有り得ない事態が一度起こってしまった以上、“縁”と言うモノは自分とゼ・ハの間に出来たとは思っている。
再び自分達が交わる時が来る……かどうかなんて、未来を読む事は出来ない。しかし、望めば少しだけその距離は縮まるのだ。本当に僅かな隙間であったとしても。故にこそユーリはただ信じるだけだ。




