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星の海を眺める異端者と観測者5《眠眠マン2・暫定》
ユーリの瞳はありのままを捉えていた。何処までも広がる星の海。その先に何が待ち受けているのか、彼は知らない。加えて此処は並行世界の基点となる世界。彼が居た世界でもない。
探せばきっとこの世界のノレッセアもあるのだろう。そしてそこはきっと廣瀬悠理が救ったのだ。
彼は思う。もう一人の自分の事を。
――会いたくねぇな、と。
比べる理由もないし、つもりもないが、自分と同じ顔を何が悲しくて拝まなければならないのか。
自分と言う存在をユーリは良く解っている。だから自分と同じ顔をして、同じ理屈で動く存在を気に食わない。排除しようとは思わないが積極的に会いたい訳もない。




